機能性表示食品、8月DB更新まとめ 乳酸菌B240など新規の機能性関与成分が複数、既存成分の機能拡張も
更新回数は計10回、積み上がった新規届出は150件──2026年8月の機能性表示食品の届出情報検索データベース(DB)更新をまとめると、そんな数字だった。前月比で53件増。8月14日付の更新では、32件が一挙に公開された。
8月のDB更新では、届出実績のない新規の機能性関与成分の届出が複数公開された。乳酸菌B240(届出者・大塚製薬㈱)、グルコン酸(同・オタフクソース㈱)、微細藻類オーランチオキトリウム由来ペンタデカン酸(同・㈱ポーラ)の3機能性関与成分。
乳酸菌B240はオーラルケア(加齢と共に減少する唾液量を適切に保つことで、口内環境を良好にする)、グルコン酸は整腸機能(ビフィズス菌を増やし腸内環境を整える)、オーランチオキトリウム由来ペンタデカン酸は肌の健康(肌のコラーゲンに働きかけることにより肌の弾力を維持/肌の保湿力を高める)がそれぞれ報告されているとして届け出られた。10回の更新で3つの新規機能性関与成分の届出公開は、豊作だったと言える。
既存の機能性関与成分の機能拡張も目立った。「血管のしなやかさ」が新たな機能性表示として届け出られたのは、リコピンとα-リノレン酸だ。睡眠を巡る機能性表示が届け出られてきた清酒酵母GSP6には、一時的な疲労感を和らげる機能のほか、コラーゲン密度を高めて肌弾力を維持する旨の表示が追加された。
さらに、日常生活上の一時的な疲労感の軽減と活力感の低下軽減が新たに届け出られたのは、意外にも魚由来コラーゲンペプチド。また、酢酸菌GK-1については、乾燥が気になる健康な人の肌の快適感をサポートする旨の機能性表示が新たに届け出られた。不快感の軽減ではなく、快適感をサポートするというポジティブな表現が新しかった。
そんな8月が終わって9月の1日、2024年に発覚した健康被害の問題を受け、大きく改正された機能性表示食品制度が完全施行された。
2年間の経過措置が終わり、錠剤やカプセル剤などサプリメント形状の機能性表示食品に対するGMP基準の遵守義務化と同時に、食品表示基準に基づく容器・包装表示に関する新基準がそれぞれ完全適用された。今後は、義務が遵守されているかの監視・指導がどう展開されていくかが注目点となる。
【石川太郎】
●2026年8月のDB更新
:【3日付】大塚製薬、「乳酸菌B240」を届出 唾液量を適切に保つ、口腔環境ケア領域で展開
:【5日付】DB更新されるも1件のみ 既存機能性関与成分の新規組み合わせ
:【6日付】オタフクソース、グルコン酸を届出 「腸内環境」巡る新規の機能性関与成分
:【7日付】3日連続更新、新規17件が追加 「血管」巡り既存関与成分の新規組み合わせ
:【10日付】4営業日連続更新、9件追加 L-テアニンやエラグ酸など既存中心の構成
:【14日付】ペンタデカン酸、初の届出公開 微細藻類由来、「肌のコラーゲンに働きかける
:【18日付】コラーゲン密度を高めて肌弾力維持 清酒酵母GSP6、肌の健康巡り新たな届出
:【20日付】コラーゲンペプチドに新機能性表示 疲労感と活力感の低下、それぞれ軽減
:【24日付】新規表示「肌の快適感をサポート」 関与成分は酢酸菌GK-1、VASで評価
:【25日付】9月完全施行まで1週間を切る その中で2日連続の更新、今年度315件に
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:4月、「頭皮の健康」に「老化細胞」、新規性高い届出が続々と
:5月、大麦若葉由来食物繊維で免疫ケア、排尿ケア領域の機能性関与成分が増加
:6月、26年度「L」は出足から加速、GMP義務化のサプリ形状は過半数維持
:7月、月間公開件数100件に届かず、更新回数7回にとどまる

