レスト関ヶ原に農水省が改善勧告 牛個体識別番号を表示せず
農林水産省東海農政局は8日、㈱レスト関ヶ原(岐阜県関ケ原町、谷口一泉社長)が運営する「鉄板ダイニング天満」で、牛肉を主な材料とする料理に一部の個体識別番号を表示せず提供していたとして、同社に対し牛トレーサビリティ法に基づく勧告を行った。
東海農政局が4月21日~8月18日、同社に対して立入検査などを実施したところ、「フィレステーキ鉄板焼」ほか2品について、主な材料となる牛肉の一部の個体識別番号を表示していなかったことが分かった。
少なくとも2025年8月~26年4月までの間に、個体識別番号を表示せずに提供した牛肉は合計57.2kg、632人前に上った。
管理体制などに不備
牛トレーサビリティ法では、特定料理提供業者が牛肉を主な材料とする特定料理を提供する際、その料理または店舗の見やすい場所に、牛肉に係る個体識別番号を表示することを義務付けている。対象となる料理は、焼き肉、しゃぶしゃぶ、すき焼き、ステーキ。
農水省は今回の行為が同法第16条第1項に違反すると認定。同社に対し、現在提供している特定料理について個体識別番号の表示を直ちに点検し、不適正な場合には速やかに是正するよう求めた。
不適正表示の主な原因については、「正しい情報を提供するという意識」と牛トレーサビリティ制度に対する認識の欠如が考えられると指摘。不適正表示を防ぐための管理体制や商品管理システムにも不備があるとして、原因の究明・分析を徹底するよう求めた。
その上で、個体識別番号の表示に関する責任の所在を明確にし、適正な表示を確実にチェックできる管理体制や商品管理システムを整備するなど、再発防止策を実施するよう勧告した。全役員・従業員に対する牛トレーサビリティ制度の啓発と法令順守の徹底も求めている。
同社は、講じた措置を報告書にまとめ、10月8日までに農林水産大臣に提出しなければならない。
発表資料はこちら(農水省HPより)

