ペンタデカン酸、初の届出公開 【機能性表示食品届出DB更新】微細藻類由来、「肌のコラーゲンに働きかける」
機能性表示食品の届出情報検索データベース(DB)の更新が14日にあり、オーランチオキトリウム由来ペンタデカン酸という、過去に届出実績のない新規の機能性関与成分の届出が公開された。
オーランチオキトリウムは、微細藻類の一種。この微細藻類に由来する機能性関与成分の届出実績は過去にあり、これまでにDHAやn-6 DPAが届け出られていた。今回、届出が公開されたペンタデカン酸は、オーランチオキトリウムの精製油脂を構成する飽和脂肪酸の一種とされる。
この新規の機能性関与成分について届け出られた機能性表示は、「肌のコラーゲンに働きかけることにより肌の弾力を維持することと、肌の保湿力を高めることで、肌の健康に役立つことが報告されています」
肌の健康を訴求する機能性表示は数多く届け出られているが、「肌のコラーゲンに働きかける」とする作用メカニズムに関する文言を機能性表示に取り込んだ届出は今回が初めてとみられる。公開された届出資料によると、システマティックレビューの主宰者は、ペンタデカン酸脂質(ペンタデシル)含有オーラン油を製造販売する㈱シー・アクト(東京都千代田区)とされている。
㈱ポーラ(東京都品川区)が届け出た。届出商品名は『ポーラ リンクルショット インナー カプセル』で、食品区分はサプリメント形状。オーランチオキトリウム由来ペンタデカン酸とともに、肌の弾力維持を訴求するリコペロサイドHを機能性関与成分として届け出ており、肌の健康に役立つ機能を複合的に訴求する。
一挙32件公開、既存関与成分の新規表示も複数
14日のDB更新で消費者庁が新たに公開した新規届出は、計32件と多かった。食区分上の内訳は、サプリ形状が14件、サプリ形状以外の加工食品が17件、生鮮食品1件。
この日の更新では、届出実績のある既存の機能性関与成分における新規の機能性表示を行う届出が複数、公開された。
まず、リコピン(届出番号:L233)について、「加齢とともに低下する血管のしなやかさ(血管を締め付けた後の血管の拡張度)維持に役立つ機能」。また、α-リノレン酸(同:L257)についても、「中高年者の加齢とともに低下する血管のしなやかさ(柔軟性)の維持に役立つ」旨の機能性表示がそれぞれ届け出られた。カツオ由来エラスチンペプチドと松樹皮由来プロシアニジンB1及びB3がけん引している血管ケア領域の機能性関与成分の種類がさらに増えた格好だ。
この他、清酒酵母GSP6(同:L239)について、「睡眠に不満を感じる方の睡眠の質(深く眠れること)を向上させ、起床時の眠気、一時的な疲労感を和らげる機能があることが報告されています」との機能性表示が新たに届け出られた。「一時的な疲労感を和らげる」の部分が同成分として新規。また、システマティックレビューによる届出は今回が初となる。
なお、この日のDB更新では、撤回届出にも動きがあった。今月3日から7日までに計7件の既存届出が取り下げられたという。
【石川太郎】


●2026年8月のDB更新
:【3日付】大塚製薬、「乳酸菌B240」を届出 唾液量を適切に保つ、口腔環境ケア領域で展開
:【5日付】DB更新されるも1件のみ 既存機能性関与成分の新規組み合わせ
:【6日付】オタフクソース、グルコン酸を届出 「腸内環境」巡る新規の機能性関与成分
:【7日付】3日連続更新、新規17件が追加 「血管」巡り既存関与成分の新規組み合わせ
:【10日付】4営業日連続更新、9件追加 L-テアニンやエラグ酸など既存中心の構成
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:4月、「頭皮の健康」に「老化細胞」、新規性高い届出が続々と
:5月、大麦若葉由来食物繊維で免疫ケア、排尿ケア領域の機能性関与成分が増加
:6月、26年度「L」は出足から加速、GMP義務化のサプリ形状は過半数維持
:7月、月間公開件数100件に届かず、更新回数7回にとどまる●2026年8月のDB更新

