企業物価、前年同月比7.2%上昇 飲食料品4.0%高、輸入物価は29.1%上昇
日本銀行が13日に公表した企業物価指数(7月速報)によると、国内企業物価指数(2020年平均=100)は135.8となり、前年同月比7.2%上昇した。前月比でも0.1%上昇した。夏季電力料金調整後では前月比横ばいだった。
前年7月の国内企業物価指数は126.6、前年同月比2.6%上昇だったことから、1年間で指数は9.2ポイント上昇し、前年同月比の上昇率も4.6ポイント拡大した。
飲食料品、前年同月比4.0%上昇
食品関連では、飲食料品が129.5となり、前年同月比4.0%、前月比0.5%それぞれ上昇した。前年7月は指数123.8、前年同月比4.2%上昇だった。前年同月比の伸び率はやや縮小したものの、指数そのものは前年を5.7ポイント上回った。
国内企業物価指数の前月比上昇に対する飲食料品の寄与度は0.07%で、配合飼料、そう菜、小麦粉が主な上昇品目として挙げられた。農林水産物はマイナス0.04%の寄与となり、精米、鶏卵、鶏肉が下落品目となった。
6月は飲食料品が128.7、前年同月比4.0%、前月比横ばいだった。7月も前年同月比4.0%と同じ上昇率を維持し、前月比では0.5%上昇した。
高市政権発足以降、企業物価の上昇率拡大
国内企業物価指数の前年同月比を2025年10月以降で見ると、10月2.7%、11月2.7%、12月2.4%、2026年1月2.4%、2月2.1%、3月2.9%と推移。その後、4月5.4%、5月6.6%、6月7.3%、7月7.2%となり、春以降、上昇率が大きく拡大している。
飲食料品についても上昇が続いている。2月は前年同月比4.6%、3月4.3%、4月4.1%、6月4.0%、7月4.0%となっており、前年を上回る水準が続いている。
輸入物価は29.1%上昇
輸入物価指数(円ベース)は199.7となり、前年同月比29.1%上昇、前月比1.3%上昇した。契約通貨ベースでは143.4となり、前年同月比17.7%、前月比0.3%それぞれ上昇した。前年7月の円ベースの輸入物価指数は155.2で、前年同月比10.4%低下しており、この1年間で動きが大きく変化した。
輸入物価指数(契約通貨ベース)の前月比では、飲食料品・食料用農水産物がマイナス0.02%の寄与となり、鶏肉、牛肉、ジュース・ミネラルウォーターが主な下落品目として挙げられた。6月の同類別は0.06%のプラス寄与だった。
石油・化学製品は下落
国内企業物価指数の前月比では、電力・都市ガス・水道が0.23%のプラス寄与となり、事業用電力、都市ガス、上水道が上昇した。非鉄金属も0.07%、プラスチック製品は0.05%のプラス寄与となった。
これに対し、石油・石炭製品はマイナス0.20%で、ナフサ、ジェット燃料油、軽油が下落。化学製品もマイナス0.18%となり、エチレン、プロピレン、キシレンが下落した。
【編集部】

