大塚製薬、「乳酸菌B240」を届出 【機能性表示食品届出DB更新】唾液量を適切に保つ、口腔環境ケア領域で展開
消費者庁が3日に行った機能性表示食品の届出情報検索データベース(DB)の更新で、機能性関与成分として「乳酸菌B240」の届出が公開された。これまでに届出実績のない新規の機能性関与成分で、届出者は大塚製薬㈱(東京都千代田区)。サプリメント形状の区分で、オーラルケア(口腔環境ケア)領域の機能性表示を届け出た。
乳酸菌B240は、東京農業大学が単離し、大塚製薬らが機能性を検証した植物由来乳酸菌。唾液中IgAの分泌量を高める働きが報告されており、風邪の感染リスクを低減させる可能性が示唆されている。
その中で、同社が乳酸菌B240について初めて届け出た機能性表示は、「加齢と共に減少する唾液量を適切に保つことで、口内環境を良好にする機能があることが報告されています」だった。
唾液量の維持を作用機序とする口腔環境ケア領域の機能性表示は2020年に一度だけ届け出られたことがある、ただ、当該届出は現在までに撤回。このため、現時点では他に類を見ない口腔環境ケアの機能性表示となる。
大塚製薬が機能性表示食品を消費者庁へ届け出たのは、2025年12月以来。戦略的に制度を活用しているとみられ、2015年の制度施行以来の届出件数は延べ13件と限定的だ。ニュートラシューティカルズ関連事業で主力の1つ、エクオール含有食品『エクエル』については今のところ届け出ていない。
新規成分に「バナナ由来」レジスタントスターチも
消費者庁が届出DBを更新するのは、7月23日以来のことだ。それまで3日連続で更新していたものの、ピタッと止まっていた。3日の更新では、サプリメント形状6件、サプリ形状以外の加工食品3件、生鮮食品0件の計9件に届出番号を付与して公開した。
この日の更新では、乳酸菌B240以外にも新規の機能性関与成分の届出が公開された。「バナナ由来レジスタントスターチ」だ。
レジスタントスターチの届出は過去に2件あるが(うち1件は撤回)、バナナ由来は今回が初となる。機能性表示の内容は、レジスタントスターチとしては新規の「軽度の便秘気味の方の便通を改善する(排便量を増やす)機能があります」。㈱White from green(東京都渋谷区)が届け出た。同社のウェブサイトによる、同社はグリーンバナナと原料としたレジスタントスターチ商品を販売しているという。
【石川太郎】

●2026年7月のDB更新
:【1日付】サプリ形状、過半数占める状況続く 9月GMP義務化完全実施も勢い衰えず
:【8日付】今月1日付で26件が一斉撤回 期日までに自己点検等報告なかったか
:【9日付】届出撤回、ふたたび増加傾向 新たに39件、大半が自己点検等報告実施
:【14日付】4件に対して122件 2026年度4月分の届出、前年度同月比約30倍に
:【21日付】肝臓の健康に新規機能性関与成分 グロビン由来テトラペプチド、MGPが届出
:【22日付】ティリロサイド+エラグ酸 既存機能性関与成分の新規組み合わせが届出
:【23日付】3日連続更新、新規の機能性表示も 体力低下を感じる中高年向けに訴求
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:4月、「頭皮の健康」に「老化細胞」、新規性高い届出が続々と
:5月、大麦若葉由来食物繊維で免疫ケア、排尿ケア領域の機能性関与成分が増加
:6月、26年度「L」は出足から加速、GMP義務化のサプリ形状は過半数維持

