肝臓の健康に新規機能性関与成分 【機能性表示食品届出DB更新】グロビン由来テトラペプチド、MGPが届出
消費者庁が21日付で行った機能性表示食品の届出情報検索データベース(DB)の更新で、新規の機能性関与成分などを含む23件の届出情報が新たに公開された。区分上の内訳は、錠剤やカプセル剤などサプリメント形状が12件、サプリ形状以外の加工食品が10件、生鮮食品が1件。これで届出番号の冒頭に「L」が割り当てられた2026年度の届出公開件数は累計145件となった。
これまでに届出実績のない新規の機能性関与成分として公開されたのは、グロビン由来テトラペプチド(WTQR)という成分。グロビン蛋白分解物中のトリプトファン‐スレオニン‐グルタミン‐アルギニン(WTQR)を機能性関与成分として届け出たものとみられる。
機能性表示の内容は、「中性脂肪が高めの方の健常域でやや高めの血中ALT値(肝臓の健康状態を示す指標)を下げる機能があります」と、最終製品の臨床試験を科学的根拠とする肝臓の健康領域。グロビン由来バリン-バリン-チロシン-プロリンを届け出ているエムジーファーマ㈱(大阪府茨木市)が届け出た。
グラブリジンなど2成分1エキスに新規機能性表示
この他、既存の機能性関与成分として新規の機能性表示を行う届出が複数公開された。まず、甘草由来グラブリジン。
同成分は、これまで体脂肪減少関係の機能性表示を中心に届け出られてきたが、「一時的な胃の負担をやわらげる機能があることが報告されています」と、全く異なる領域の機能性表示が登場した。届け出たのは日油㈱(東京都渋谷区)。システマティックレビュー(SR)の主宰者も同社であるとされている。
また、ジンジャーエキス(指標成分:6-ショウガオール、6-ジンゲロール)について、「肥満気味の方の内臓脂肪の増加を抑える機能があることが報告されています」とする機能性表示が届け出された。
同エキスはこれまで、一時的な疲労感の軽減やお腹の調子を整えるなどといった機能性表示が届け出られてきた。内臓脂肪を巡る表示は今回が初。主に甘草由来グラブリジンの機能性表示に見られる「増加を抑える」表示を行う。池田糖化工業㈱(広島県福山市)が届け出た。
さらに、バタフライピー由来アントシアニン(テルナチン)について、「食事の糖および脂肪の吸収を抑える機能があることが報告されています」とする機能性表示が届け出られた。
同成分についてこれまでに届け出られていたのは、食後の血糖値あるいは中性脂肪の上昇を抑える旨を訴求するものだった。届け出たのは、日本アドバンストアグリ㈱(滋賀県長浜市)。同成分の届出者は、現在のところ同社以外に存在しない。
なお、今回のDB更新では撤回届出にも更新があり、新たに8件が追加。今月8日~14日にかけて撤回届出が提出された。
【石川太郎】


●2026年7月のDB更新
:【1日付】サプリ形状、過半数占める状況続く 9月GMP義務化完全実施も勢い衰えず
:【8日付】今月1日付で26件が一斉撤回 期日までに自己点検等報告なかったか
:【9日付】届出撤回、ふたたび増加傾向 新たに39件、大半が自己点検等報告実施
:【14日付】4件に対して122件 2026年度4月分の届出、前年度同月比約30倍に
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:5月、大麦若葉由来食物繊維で免疫ケア、排尿ケア領域の機能性関与成分が増加
:6月、26年度「L」は出足から加速、GMP義務化のサプリ形状は過半数維持

