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紅麹死亡関連統計の変化に説明なし 小林製薬、公表数値の変動理由への回答控える

 小林製薬㈱(大阪市中央区、豊田賀一社長)は、紅麹サプリメントを巡る健康被害問題について、ウェルネスデイリーニュース編集部が行った質問に対し、「弊社ホームページに掲載している内容以上の回答は差し控えさせていただきます」と回答した。

 編集部は、同社ホームページで公表している「紅麹コレステヘルプ等に関する事例数」の内容について確認を求めていた。

 同ホームページによると、2026年5月31日時点では、「死亡が関連するお問い合わせ数」は426件で、「詳細調査対象」は153件、「調査継続」は0件となっていた。一方、同年6月21日時点では、「死亡が関連するお問い合わせ数」は427件、「詳細調査対象」は154件、「調査継続」は1件へと変更されている。

 編集部はこの変化を受け、①詳細調査対象が153件から154件へ増加した理由、②「調査継続」1件が新たな問い合わせによるものか、あるいは既存事案の整理によるものか、③今回の件数増加が統計上の整理方法の変更によるものではないか、④詳細調査対象へ追加する判断基準――の4点について質問した。

 これに対し同社は、「弊社ホームページに掲載している内容以上の回答は差し控えさせていただきます」と回答し、個別の質問に対する説明は行わなかった。

 紅麹問題を巡っては、編集部はこれまでも死亡関連事案の調査状況や統計の整理方法について継続的に取材を行ってきた。

 今年3月には、「調査継続」件数の変化などについて質問した際、同社は「個別のお客様に関する回答は控えさせていただきます」と回答していた。

 今回の質問は、個別事案の内容ではなく、同社がホームページで公表している統計情報の変化と、その整理方法について確認を求めたものであった。しかし同社は、「ホームページ掲載内容以上は回答しない」との姿勢を示し、統計が変動した理由や判断基準については説明しなかった。

 6月28日時点で公表されている最新の統計でも、「詳細調査対象」は154件、「調査継続」は1件となっており、6月21日時点から変更はない。

 死亡関連事案を巡る統計は、健康被害の把握状況を示す公表資料の1つである。今回の件数の変化についてはホームページ上で公表されているものの、その背景や整理基準については追加説明が行われなかったことになる。

【田代 宏】

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