8月、1.9%増とプラスに転じる しかし無職世帯が低調、2.6%減で2カ月連続のマイナスに
総務省統計局が9日発表した2026年8月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は31万975円だった。前年同月比は、物価変動の影響を除いた実質で3.1%減り(名目では1.0%減)、9カ月連続のマイナスとなった。その中で、サプリメントなど「健康保持用摂取品」の消費支出は1,027円。名目で前年同月に比べて1.9%増加し、前月の18.4%減から増加に転じたものの、2026年の家計調査では下から3番目の消費支出にとどまった。
8月の健康保持用摂取品の消費支出を世帯別に見ると、無職世帯が低調だった。金額としては1,297円、名目の前年同月比は2.6%減となり、2カ月連続のマイナスを記録した。一方で、勤労者世帯は860円の11.5%増と2ケタ増加し、前の月の8.0%減から増加に転じた。前月比では34円の微増だった。
無職世帯が健康保持用摂取品の消費支出を絞っている可能性がうかがわれる。2026年1~8月の消費支出を合算すると1万656円となり、前年同期と比べて1,641円(13.3%)減った。1月は21.4%減、3月は11.3%減、4月は44.2%減。7月は22.3%減と2ケタ減少の月も目立っている。
一方で、1,000円を超える場合はほとんどないものの、勤労者世帯が健康保持用摂取品に対する消費支出を増やしているようすだ。2026年は7月を除いて前年同月と比べて消費支出を増やしており、40%を超える増加も2度(3月、5月)、見ることができる。
8月のネット健食、828円で前年同月比2.2%増
50代と70代が2ケタ増~家計消費状況調査
総務省統計局が公表した「家計消費状況調査」2026年8月分結果によると、インターネットを利用したショッピングの支出総額(22品目計)は、1世帯(2人以上世帯)当たり2万8,042円で、前年同月比10.2%増となった。前月比増は3カ月ぶり。ネットショッピング利用世帯割合は54.87%だった。
商品カテゴリー別では、「保健・医療」は合計1,129で同5.4%増。そのうち「健康食品」(「栄養成分の補給など保健・健康増進のために用いる食品であって、錠剤、カプセル、顆粒状、粉末状、粒状、液(エキス)状など通常の医薬品に類似する形態をとるもの」と定義)は828円で同2.2%増となった。
年齢別で見ると、30代が473円で同26.6%減と大幅に減少。80歳以上も590円で同11.5%減少した。前年同月を上回ったのは50代と70代で、それぞれ948円で同20.0%、818円で同13.3%増とけん引した。
「化粧品」は、951円で同7.9%増だった。年齢別では、30代が前年同月を下回った(1,064円で同0.7%減)が、その他の世代は前年同月を上回った。中でも60代が1,013円で同10.3%増とけん引した。
「医薬品」は301円で同14.9%増だった。
【石川太郎,、藤田勇一】
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