3つの関与成分、表示の幅広げる 【機能性表示食品届出DB更新】D-BHB、5-ALA、パラチノース
機能性表示食品の届出情報検索データベース(DB)の更新が24日にあった。既存機能性関与成分のD-β-ヒドロキシ酪酸(D-BHB)、5-アミノレブリン酸リン酸塩(5-ALA)、パラチノースについて、それぞれの成分として新規の機能性表示を行う届出が公開された。内容は、D-BHBが睡眠の質ケア、5-ALAが健常域で高めのHbA1cの低下をサポート、パラチノースが一時的な疲労感軽減。
特にパラチノースの機能性表示が目を引く。「ブドウ糖と比較して、精神的負荷がかかる作業による一時的な疲労感を軽減する機能があることが報告されています」
同成分はブドウ糖と果糖が結合した二糖類で、これまでに「一般的な糖と比較して吸収速度が遅く、摂取後の血糖値の上昇をおだやかにする機能がある」といった機能性表示が届け出られていた。
その新規機能性表示を届け出たのは、DM三井製糖㈱(東京都港区)。届出資料によると、表示する機能性の科学的根拠として届け出たシステマティックレビュー(SR)で採択した文献の臨床試験に用いられたプラセボは、粉末のグルコースだった。そのため機能性表示では、「消費者にとって理解が容易」なブドウ糖の名称を用いることにしたという。
ケトン体のD-BHBとして新規の機能性表示は、大阪ガスケミカル㈱(大阪市西区)が届け出た。「睡眠の質(すっきりした目覚め、寝つき、ぐっすり眠れること)を高める機能があることが報告されています」。同成分はこれまでに2件の届出があり、機能性表示の内容は、BMIが高めの人を対象にした内臓脂肪減少を訴求するものだった。
5-ALAとして新規の機能性表示の内容は、「本品は5-アミノレブリン酸リン酸塩(5-ALA)を含み、健常域で高めのHbA1cの低下をサポートする機能があります。また、5-ALAは健常域で高めの空腹時血糖値を低下させ、食後血糖値(2時間血糖値)を低下させる機能が報告されています」。HbA1c低下サポートの部分が新規。空腹時血糖値および食後血糖値の部分は既存だが、「低下させる」の表現が同成分としては新しい。SBIアラプロモ㈱(東京都港区)が届け出た。
24日のDB更新で消費者庁は、計18件に届出番号を付与して情報を公開した。これで2026年度分の届出公開件数は、累計で400件を超えた。撤回届出にも動きがあり、今月9日から同16日までの間に、既存届出9件が自主的に取り下げられた。
【石川太郎】


2026年9月のDB更新
【2日付】9月初の更新、新規24件が公開 GMP遵守義務対象のサプリ形状が15件
【7日付】リポポリサッカライド、初の届出公開 花粉などによる目・鼻の不快感軽減
【8日付】カメリアサポニンB2に脂肪燃焼表示 冷えケアに続く第2弾の機能性表示領域
【16日付】届出番号L392まで新規24件公開 6営業日ぶりの更新、撤回届出16件増加
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4月、「頭皮の健康」に「老化細胞」、新規性高い届出が続々と
5月、大麦若葉由来食物繊維で免疫ケア 排尿ケア領域の機能性関与成分が増加
6月、26年度「L」は出足から加速 GMP義務化のサプリ形状は過半数維持
7月、月間公開件数100件に届かず 更新回数7回にとどまる
8月、乳酸菌B240など新規の機能性関与成分が複数 既存成分の機能拡張も

