紅麹訴訟、6日期日取消し 不開示処分取消訴訟、広島地裁へ移送か
小林製薬の紅麹関連製品による健康被害問題を巡り、㈱薫製倶楽部(岡山県早島町、森雅昭社長)が国を相手に提起した行政文書の不開示処分取消訴訟で、今月6日に岡山地方裁判所で予定されていた第1回口頭弁論期日が取り消されたことが分かった。
岡山地裁、詳細を明らかにせず
編集部が2日、岡山地裁に確認したところ、同日の期日が取り消されたことを認めた。ただ、事件が他の裁判所へ移送されるのか、その場合の移送先や理由について尋ねたところ、「答える内容がない」とするにとどめた。
同訴訟は、厚生労働省が開示した「BK1、BK2及びPA:ラットを用いた7日間反復経口投与毒性試験 最終報告書」のうち、試験施設や試験受託者名などを不開示とした処分の取消しを求めたもの。薫製倶楽部は6月29日、国を相手に岡山地裁へ提訴し、令和8年(行ウ)第16号として係属している。編集部は9月25日付の記事で、第1回口頭弁論が10月6日に予定されていると報じていた。
森氏「広島地裁へ移送見込み」
森氏は編集部に対し、岡山地裁から電話があり、10月6日の期日を取り消すとの連絡を受けたと説明。管轄の問題から、事件を他の裁判所へ移送する方向で手続きが進んでいるとし、現時点では広島地方裁判所への移送が見込まれるとしている。
森氏によると、訴えの内容に変更はなく、提出済みの準備書面や証拠は移送先に引き継がれ、移送後は新たな事件番号が付される見通しという。

10月3日時点の訴訟・期日一覧
8日、15日は国賠期日
薫製倶楽部が提起している別の国家賠償請求訴訟では、厚労省による企業名公表を巡る岡山地裁令和8年(ワ)第448号が10月8日午前10時30分、消費者庁の対応を巡る同第849号が同15日午前11時45分に、それぞれ岡山地裁で期日を迎える予定だ。
薫製倶楽部は紅麹問題を巡り、国、大阪市、小林製薬などを相手に計5件の訴訟を提起している。編集部は9月25日付の記事で、国家賠償請求3件、不開示処分取消訴訟1件、民間企業に対する損害賠償請求1件として、その全体像を報じた。
【田代 宏】

