ホーリーバジル、届け出たのは日油 【機能性表示食品届出DB更新】新規機能性関与成分、ストレスケアを訴求
消費者庁が22日に実施した、機能性表示食品の届出情報データベース(DB)更新で、ホーリーバジル由来フラボノイド類という、新規の機能性関与成分の届出が公開された。ホーリーバジルは「トゥルシー」とも呼ばれるシソ科植物の一種。インドの伝承医学アーユルヴェーダに用いられてきたといわれる。昨年6月、厚生労働省が実施した、いわゆる「食薬区分」の一部改正で、「非医薬リスト」に新規収載されていた。収載名はカミメボウキ、部位は葉。
ホーリーバジル由来フラボノイド類を機能性関与成分とするサプリメント形状の加工食品を届け出たのは日油㈱(東京都渋谷区)だった。健康食品の原材料に関する事業者向け情報サイトによると、同社はホーリーバジル抽出物を取り扱っている。
機能性表示の内容は、「本品にはロスマリン酸、ホーリーバジル由来フラボノイド類が含まれます。これらの成分は、ストレスを感じている健康な方の日常生活で自覚する一時的なストレスの軽減に役立つ機能があることが報告されています」。「これら」の指示代名詞が指すロスマリン酸は既存の機能性関与成分。ただ、届出資料を見ると、同成分を含む原材料はホーリーバジル抽出物とされている。実質的にホーリーバジルに由来するロスマリン酸の届出は今回が初とみられる。
ウェルネオシュガーと伊藤園からも新規性ある届出
22日のDB更新ではほかにも、食物繊維における新規の機能性関与成分として、環状デキストランと直鎖デキストランの届出が公開された。届出資料によると、それぞれを含む原材料は環状イソマルトオリゴ糖。機能性表示については、「歯垢がつきやすい方の口内環境を良好に保つ (歯垢の形成を抑える) ことが報告されています」とオーラルケアを訴求する。歯垢に対する機能を表示する届出はこれまでもあったが、「歯垢がつきやすい方」として摂取対象者を限定した届出は今回が初となる。ウェルネオシュガー㈱(東京都中央区)が届け出た。
さらに、既存機能性関与成分のガレート型カテキンとして初の機能性表示を行う届出も公開された。「年齢とともに低下する認知機能のうちワーキングメモリー(問題解決で必要な、複数の情報を保持し正しく処理する能力)をサポートする機能があることが報告されています」というもので、届出者は㈱伊藤園(東京都渋谷区)。同成分単独で認知機能領域の機能性表示を行う初の届出となった。
なお、消費者庁が同日のDB更新で届出番号を付与・公開したのは20件(サプリメント形状11件、サプリ形状以外の加工食品9件、生鮮食品0件)だった。
【石川太郎】


●2026年4月のDB更新:【2日】3月の届出撤回700件超える 直近3カ月で1,280件余り減
:【3日】今年1月1日以降の届出公開スタート 25年度、例年並みの件数に達するか
:【6日】3営業日連続更新も大きな変化なく新規の上積み6件と小幅
:【7日】連続更新、4営業日に延びる 熟成にんにくエキスの機能性、認知領域に拡張
:【8日】連続更新、いつまで続く? 8日も更新で5営業日連続に
:【10日】新表示「老化細胞に働きかける」 ファンケル、既存届出の機能性表示を拡張
:【14日】新規機能性表示に「頭皮の健康」 東洋新薬がまた新領域開拓
:【16日】健康な血の巡りをサポート 「スムーズな血液の流れ維持」にバリエーション
:【20日】サントリーウエルネスが「特茶W」 サプリ形状で届出、「動く前に、噛む。」

