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節約パッケージ、店頭流通を確認 かっぱえびせんとケチャップで仕様変更品を入手

 中東情勢の緊迫化に伴う包装資材不足への対応として、包装デザインの簡素化を発表していた食品メーカー各社の商品が、実際に店頭へ流通し始めていることが分かった。
 ウェルネスデイリーニュース編集部はきのう13日、神奈川県内のスーパーマーケットで、カゴメ㈱(愛知県名古屋市、奥谷晴信社長)の「カゴメトマトケチャップ」とカルビー㈱(東京都千代田区、江原信社長)の「かっぱえびせん」の仕様変更商品を入手した。

「カゴメトマトケチャップ」500g入手

 カゴメは5月14日、中東情勢の緊迫化に伴うインクや塗料の需給変化を理由に、「カゴメトマトケチャップ」500g、300g、180gについて、外装パッケージの印刷部分を削減した透明デザインへ変更すると発表していた。

 今回入手したのは500g入り商品。300g入り商品はまだ同スーパーにおける仕様変更は行われていなかった。
 仕様変更後の商品では、従来は全体に印刷されていたトマト柄が上部のみとなり、下部は透明フィルム仕様となっている。商品そのものが見えるデザインとなっており、同社が公表していた変更後パッケージと同様の仕様であることを確認した。

 また、カルビーは5月12日、中東情勢の影響による原材料調達不安への対応として、「ポテトチップス」や「かっぱえびせん」、「フルグラ」など14商品について、パッケージに使用する印刷インクを従来仕様から2色へ変更すると発表していた。

「かっぱえびせん」は銀の包材に節約表示

 編集部が入手した「かっぱえびせん」は、銀色の包材を活かしたモノクロ基調のデザインとなっており、商品名やイラストも黒・白を中心とした簡素な仕様となっている。パッケージの表面には「石油原料節約パッケージ」との表示が見られ、裏面には「本品は、かっぱえびせんです。ひとりでも多くのお客さまにお届けするため、印刷に使うインクの量をおさえています。」との表示がある。

 カルビーが発表した対象商品のうち、「ポテトチップス」、「フルグラ」のモノクロ仕様については、現時点で編集部は店頭で確認できていない。
 中東情勢を背景とする包装資材やインクの供給不安を巡っては、健康食品業界でもビニール系・アルミ系包材の価格上昇や納期遅延が発生しているとの証言がある。
 日銀が10日に発表した企業物価指数には、主な上昇品目に初めて「サプリメント」が名を連ねている。
 今回確認した2商品は、そうした影響が実際に消費者向け商品へ波及し始めていることを示す実例ということができる。

【田代 宏】

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