サプリの値上げが表面化 富士フイルムヘルスケアなど相次ぐ価格改定発表、「現行価格での提供困難」
㈱富士フイルムヘルスケアラボラトリー(東京都新宿区)がサプリメントと化粧品の価格改定を行う。今月5日に発表した。対象は「基本的に全品目」。改定率の目安は、化粧品が本品4~15%、レフィル1~12%、サプリメントは3~8%とする。改定実施日は、通常購入が今月24日注文分から、定期購入は今年9月1日お届け分から。
同社は5日の発表で、価格改定の理由を説明。「昨今の世界情勢の変動に伴い、原材料費ならびに燃料費、物流費が継続的に高騰する中、弊社ではこれまで企業努力によりコスト上昇分の吸収に努めてまいりましたが、現行価格でのご提供が困難な状況となっております」とした。
今年に入り、サプリメントやプロテインなど健康食品の価格改定を発表、実施する動きが続いている。
4月以降の発表では、㈱明治が4月16日、粉末プロテインとプロテインバーのスポーツ栄養21品の出荷価格を6月1日出荷分から約6~28%引き上げると発表した。背景について、製造流通に関わるさまざまなコストが足元で上昇しているとした上で、とりわけ「たんぱく原料価格は急激に上昇している状況」だと事情を説明した。
プロテイン製品に利用されるホエイなどのたんぱく原料は、世界的に需要が高まっているとされる。㈱Ultimate Lifeは今月5日、ホエイプロテイン商品の価格改定を発表した。改定日は今月22日。世界的な需要拡大によりホエイ原料の価格高騰が続いていると説明しつつ、「原料価格の上昇は今後も続く」との見通しを示した。㈱健康体力研究所も3月、同月21日出荷分からの価格改定を発表。また、第一三共ヘルスケア㈱は昨年12月、スポーツサプリメントブランド「DNS」3品について、今年2月2日出荷分から出荷価格を約13~25%引き上げると発表していた。
また、UHA味覚糖公式オンラインストアは5月29日、同ストアで販売する『UHAグミサプリ』26品目の価格改定を発表した。改定は6月4日からで、『UHAグミサプリ(通販限定)マルチビタミン30日分』は改定前1,037円(税込)から1,112円(同)に値上げする。
通信販売では他にも、健康家族が今月1日、サプリメント形状の機能性表示食品『フトラ・ナインEX』の価格改定を発表。同月15日から通常価格を税込4,000円から同5,000円に引き上げる。定期価格は税込3,200円から同4,000円に改定する。「昨今の原材料価格や物流費等の高騰により、やむを得ず価格の改定に踏み切ることといたしました」と理解を求めた。ただし、定期便を利用中の顧客と6月14日までに定期便に入会した顧客は、現行の定期価格を継続するという。
この他、今月1日納品分からの価格改定をアサヒグループ食品㈱が2月に発表していた。対象ブランドはサプリメントの『ディアナチュラ』シリーズをはじめ、『ミンティア』や『クリーム玄米ブラン』などで、改定率は希望小売価格に対し約3~27%の引き上げ。また、小林製薬㈱はサプリメントを含む20品について、約4~33%の値上げを4月1日出荷分から実施すると2月に発表していた。世界的な原油や原材料価格の高騰、物流費やエネルギー費の上昇などを理由として挙げた。
【石川太郎】

