オムニカ社長、マキベリーを解説 「食品開発展」で16日、ビルベリー由来アントシアニンと何がどう違うか
サプリメントの原材料メーカー、㈱オムニカ(静岡県裾野市)は、14日から16日まで東京ビッグサイトで開催される「食品開発展」に出展し、アントシアニンを多く含むマキベリー抽出物に関するプレゼンテーションセミナーを行う。登壇するのは、同社の高尾久貴社長。今後、視機能領域の機能性表示食品対応素材として製造・販売を進めていくにあたり、同抽出物の特徴や科学的根拠などを自ら説明する。日時は最終日16日の12時半から12時50分。展示会内の「PG会場」で行う。
同社は昨年の同展示会で、裾野市に置く自社プラントで製造するマキベリー抽出物「マキアルゴス」を新発売することを発表していた。チリ産のマキベリー果実を基原材料にしたもので、アントシアニンの中でもデルフィニジン系アントシアニンを高含有することが、同じくアントシアニンを多く含むビルベリー抽出物との違いだ。この間、ヒトを対象にした体内動態試験や、視機能に対する有効性を検証する臨床試験などを進めていた。
今後、日本では、機能性表示食品に対応したサプリメントの原材料として展開していく。届出番号を得るのはこれから。これまでに届出実績のないマキベリー由来の化合物を機能性関与成分とするため、初回の届出はいわゆる「120営業日ルール」に乗せられる見通しだが、届出に必要な資料の準備はおおよそ終わっているという。今回の展示会出展とセミナーを機に、本格的な提案活動を始める計画だ。
セミナーでは、ビルベリー由来アントシアニンを巡る種々の研究開発と、それを標準化した抽出物の製造・販売を長年手掛けている実績を背景に、視機能領域のサプリメントなど機能性食品を巡る現在の消費者ニーズを考察する。キーワードは、「長期的な視機能」と「日常的な視機能」になるという。
その上で、①アントシアニンによる眼循環や脈絡膜に対する機能性と、眼疲労や目のピント調節機能など、評価エンドポイントとの関係に関する説明、②アントシアニンの摂取による有効性について、その吸収・分布・代謝・排泄(ADME)からの考察、③これまでに報告されている各種アントシアニン素材の視機能に対する有効性評価を総括──を行う。そしてそれらを踏まえ、マキベリー由来アントシアニンの特徴をはじめ、「マキアルゴス」の視機能に関する最新の学術データを伝える、という。全体として、ビルベリー由来アントシアニンとマキベリー由来アントシアニンの「違い」を解説する内容になる。
同社は、ビルベリー抽出物の製造・販売で世界的な大手。裾野工場で製造する標準化ビルベリー抽出物を国内外で販売している。ただ、その基原材料としている北欧産ビルベリー果実の価格が昨年、そして今年と2シーズン連続して急騰。同社としても対応に当たっており、マキベリー由来アントシアンが視機能に及ぼす働きとは異なる臨床的な特徴を持つビルベリー由来アントシアンの供給を継続しつつ、「マキアルゴス」をサプリメント市場に広げていきたい考えだ。
【石川太郎】
(冒頭の写真:デルフィニジン系アントシアニンが多く含まれるマキベリー。オムニカ提供)
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