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粉末茶からデキサメタゾン検出 国セン調査で判明、飲用していた人に受診求める

 ㈱香塾(大阪市都島区、 大野康行社長 )がインターネットで販売していた『ジャムー・ティー・ブラック』を商品名とするいわゆる健康茶(粉末茶)に、医薬品成分のステロイドが微量含まれていたことが(独)国民生活センター(国セン)の調べで分かった。1グラムあたり3マイクログラムのデキサメタゾンが検出されたという。通常、植物などの天然物には含まれない物質。

 ステロイドは、継続的に飲用している人が急に飲用を止めると身体への影響が生じる恐れがある。そのため国センは、同商品を飲用している人に対し、医療機関を受診するよう呼び掛けている。香塾と似た社名の事業者が、同商品と同名の商品をインターネットで販売しているほか、類似した名称の商品がいくつも流通しているが、それらは国センが調査した商品とは異なる。

 国センが12日公表した。医薬品成分が検出されたため医薬品医療機器等法違反の恐れがあることから同法を所管する厚生労働省に報告したほか、パッケージ表示において日本語の原材料表示が無く、食品表示法上の問題も考えられるため、消費者庁にも報告したという。それぞれ香塾に対して行政指導などを行うよう求めた。

 同商品は、インドネシアで製造された可能性が高い。デキサメタゾンが含まれていた理由は現在のところ不明。香塾への取材を試みたが、電話番号の登録がなく、12日午後4時現在、連絡を取れていない。国センによると、同商品は現在、購入できなくなっている。

(冒頭の画像:デキサメタゾンが微量検出された香塾が販売するジャムー・ティー・ブラック。12日、国民生活センターで撮影)

関連記事:ステロイド検出、情報提供がきっかけ 医療従事者が国センの「ドクターメール箱」に

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