J-オイルミルズ、利益48.6%減の44億円 油脂コスト上昇が直撃、2026年3月期決算
㈱J-オイルミルズ(東京都中央区、春山裕一郎社長)がこのほど発表した2026年3月期連結決算(2025年4月1日〜26年3月31日)は、売上高2,265億7,400万円(前年比1.8%減)、営業利益44億400万円(同48.6%減)と、減収減益の結果となった 。
油脂事業では、インバウンド需要や外食市場の回復により業務用油脂が堅調だった一方、家庭用油脂は物価上昇に伴う節約志向で需要が減少した。収益面では、円安の進行やエネルギー価格の高止まりに加え、カナダ産菜種の油分低下などが油脂コストを押し上げた。価格改定や高付加価値品『SUSTEC®』シリーズ、環境配慮型『スマートグリーンパック®』の拡販に努めたが、コスト増を補いきれず、同事業は売上高2,068億4,900万円(同1.1%減)、セグメント利益33億7,500万円(同59.1%減)と苦戦した 。
一方で、スペシャリティフード事業は不採算事業からの撤退による減収があったものの、粉末油脂の価格改定や機能性素材の販売強化が功を奏し、セグメント利益は8億2,800万円(同513.1%増)と大幅な増益を記録した。特に大豆シート食品『まめのりさん®』は北米や欧州向けが伸長し、大幅な増収増益に寄与した。
27年3月期の通期連結業績見通しについては、売上高2,430億円、営業利益55億円を見込んでいる。次期は基礎収益力の向上とともに、持続的成長に向けた強化を図る年度と位置付けるとしている。

