1. HOME
  2. 健康食品
  3. ファーマF第1四半期、広告費3割減 黒字転換も通販サプリなど売上減少

ファーマF第1四半期、広告費3割減 黒字転換も通販サプリなど売上減少

 ㈱ファーマフーズ(京都市西京区、金武祚社長)の2024年7月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比5.2%減の161億4,200万円、当期純損益は2億8,600万円の黒字(前期は18億2,000万円の赤字)だった。

 広告宣伝に投じた費用は88億1,300万円で、前期に比べて31%減少させた。広告宣伝費について同社は現在、新製品に対しては強化しつつ、全体としては最適化を進めている、という。

 サプリメントや医薬品部外品などの通信販売を行うBtoC事業の売上高は8.3%減の138億4,600万円、セグメント損益は6億1,600万円の黒字(前年同期は21億円の赤字)だった。

 『ニューモ育毛剤』をはじめとする医薬品・医薬部外品カテゴリの売上高は26.7%増の96億2,300万円と増加。一方で、広告宣伝費を抑制したサプリメントは49.6%減の21億700万円、化粧品についても36.3%減の20億1,700万円と大きく減少した。

 グループ全体の定期顧客件数も約17%減少。10月末時点で94万2,343件と100万件を下回った。

BtoB事業、増収増益 ファーマギャバが5割伸長

 機能性素材の原材料販売や、グループ会社の明治薬品㈱が手がける医薬品受託製造などのBtoB事業の売上高は22億3,300万円となり、前年同期比は19.4%の増加。セグメント利益も22.4%増の4億6,100万円と好調に推移した。

 BtoB事業売上高のうち機能性素材の売上高は5億400万円で、前年同期比は34.3%のプラス。主力製品の「ファーマギャバ(GABA)」が国内外で引き続き好調に推移。前年同期と比べて50%近い伸びを見せたという。

 通期業績予想に修正はなく、売上高720億4,700万円、純利益27億8,400万円の増収減益を予想。卵殻膜を用いた繊維など高付加価値素材の社会実装を見据えた研究開発および設備投資を行う。

【石川太郎】

関連記事
ファーマフーズ、最終黒字30億円 23年7月期 売上高2ケタ増の686億円
ダイセル、ヘルスケア通販事業をファーマフーズに譲渡

TOPに戻る

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

INFORMATION

お知らせ