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オリザ油化、国際栄養学会議で発表 米セラミドなど美容素材のリサーチ成果伝える

 今月6日から11日にかけて日本で開催された国際栄養学会議(International Congress of Nutrition、第22回、東京国際フォーラム)で、健康食品用原材料の製造・販売を手がけるオリザ油化㈱(愛知県一宮市、村井弘道社長)が、同社で開発した2つの食品素材について研究発表(ポスター発表)を行った。「オリザセラミド」と「トマト種子エキス」に関する研究成果を伝えたもので、どちらも肌領域の機能性表示食品対応素材。これまでの研究の集大成を発表したという。

 オリザセラミドについては、米胚芽や米ぬかからグルコシルセラミドの他、ヒト型セラミドのエラスティカミドを単離・同定したことやこれまでの研究で突き止めてきた保湿機能など肌に及ぼす機能性に関する構造活性相関、作用メカニズムなどを伝えながら、米由来セラミドは他の植物由来セラミドよりも優位性が高いことを示す研究成果を発表した。

 一方、トマト種子エキスについては、10種類以上の成分を単離・同定した上で、保湿作用などを持つ成分として、サポニン化合物のリコペロサイドHを見出したことなどを報告した。同成分は機能性表示食品の機能性関与成分として届出公表済み。ヘルスクレームは、「リコペロサイドHは、肌の弾力を維持し、肌の健康に役立つことが報告されています」。

 グルコシルセラミドやエラスティカミドの構造解析およびトマト種子エキス成分に関する研究成果は、近畿大学薬学総合研究所の森川敏生教授との共同研究による。同社では、同2素材の今後について、「国際的な発表の場で基礎的なエビデンスを発表していくとともに、機能性表示食品の受理件数も増やしていくことで、国内外問わずパフォーマンスを高めていきたい」としている。

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