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トマト種子由来の機能性関与成分 リコペロサイドH、「肌の弾力維持」表示可能に

 今年7月25日にあった機能性表示食品の届出情報公開データベースの更新。公開された新規届出の中に、新規の機能性関与成分が含まれていた。「リコペロサイドH」というトマト由来の成分。訴求するヘルスベネフィットは「肌」の弾力に関するもので、肌の健康領域に展開できる新たな機能性関与成分が登場したことになる。どのような美容・機能性関与成分なのか。

トマトの「種子」にのみ含まれる 

 トマト由来の機能性成分といえばカロテノイドのリコピンが知られるが、リコピンはトマトの主に「果実」に含まれる成分。一方、リコペロサイドHは、トマトの「種子」にのみ含まれるサポニンの一種だ。

 リコペロサイドHを規格した「トマト種子エキス」を開発し2018年に発売、機能性表示食品として届出も行った原材料メーカーのオリザ油化㈱(愛知県一宮市、村井弘道代表)は、「トマト果実に含まれる成分については多くの報告があったが、種子のみに含まれる成分についてはほとんど研究されていなかった」と指摘する。

 同社は、開発した「トマト種子エキス‐P」のヒトに対する有効性を検証するため、外部機関を通じた臨床試験を国内で実施し、試験結果をまとめた論文を、海外の査読付きジャーナル(学術誌)誌上で発表。その上で、研究レビュー(SR)を行い、機能性表示食品の機能性関与成分として以下のヘルスクレームの届出を行った。

 「本品にはリコペロサイドHが含まれます。リコペロサイドHは、肌の弾力を維持し、肌の健康に役立つことが報告されています」。

 同社が現在ラインアップするSR付き機能性表示食品対応素材は計11、ヘルスクレーム数としては累計17に上る。その中でトマト種子エキス(リコペロサイドH)は、肌の保湿機能を訴求できるオリザセラミド(米由来グルコシルセラミド)に続く、同社として2つ目の肌領域の機能性表示食品対応素材となった。

作用メカニズムにECM産生サイクルの促進

 オリザ油化がトマト種子エキスを美容食品素材として開発した背景には、京都薬科大学との共同研究でトマトの種子から単離・同定したリコペロサイドHと、同成分を含有するトマトの種子の抽出物の双方に、コラーゲンやエラスチンの産生量を増加させる働きのあることを発見したことがある。

 また、ECMの産生サイクルを高めることで、肌のコンディションを正常に保つ働きが期待できることも確認。特許(第6799114号)を取得してもいる。ECMとは、細胞外マトリックス(Extracellular Matrix)のことで、生物の組織や臓器に存在する非細胞性の構成成分を指す。皮膚においては真皮を構成するコラーゲンやエラスチンなどの成分がECMにあたるとされる。

 実際、同社らが行った研究では、トマト種子エキスとリコペロサイドHに、コラーゲンやエラスチンの産生に関与する遺伝子の発現増加作用のあることが確認された。また、古くなり分解されたコラーゲンやエラスチンの取り込みに関与するendo180などの遺伝子の発現を増加させることも分かった。

 このため、皮膚老化の原因の1つになるとされる、皮膚細胞外マトリックスのコラーゲンやエラスチンの産生サイクルの低下を防ぎ、弾力など肌のコンディションを正常に保つ。その結果として、肌の健康を維持することに役立つことが期待できると考えられている。

(冒頭の画像:リコペロサイドHを規格したトマト種子エキスの原料となるトマトとその種子のイメージ)

<COMPANY INFORMATION>
所在地:愛知県一宮市北方町沼田1番地(本社)
TEL:0586-86-5141
URL:https://www.oryza.co.jp/
問合せ:https://www.oryza.co.jp/contact/
事業内容:食用米油・機能性食品素材・化粧品原料等の製造・販売

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