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HMPA含有米ぬか発酵物に糖代謝改善機能 健常者対象ヒト試験で示唆

 HMPAを含む米ぬか発酵物に、糖代謝改善機能のあることをヒト試験で確認し、試験結果をまとめた論文が査読付き誌に掲載されたと、同素材を開発した原材料メーカーの丸善製薬㈱(広島県尾道市、日暮泰広社長)が14日、発表した。

 試験は、40歳以上65歳未満の健康な日本人男女を対象に実施。同素材を100ミリグラム含む食品を4週間継続摂取してもらうランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験を行ったところ、対照食品を摂取した群と比較して、食後に上昇する血糖値を元に戻しやすくする結果が示されたという。

 この試験では、検査当日の試験食品の摂取は行わずに食後血糖値に及ぼす働きを評価した。そのため、試験結果が示された食後血糖値の改善機能は、糖吸収を阻害したことに伴うものではなく、糖代謝改善によるものだと考えられる、という。試験結果をまとめた論文は、「薬理と治療」にこのほど掲載された。

 HMPAは、ポリフェノールを摂取した後に産生される代謝産物で、正式名称は「3-(4-hydroxy-3-methoxyphenyl)propionic acid」。同社では、HMPAを含む米ぬか発酵物を昨年までに開発。現在、「アクティボディRB」(アクティボディは同社の登録商標)の製品名で販売を進めている。

関連記事:HMPAって何? 腸内代謝に着目した新機軸のポリフェノール素材

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