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CM「三協の正体とは」放映中 企業のイメージアップ、スタッフのモチベーション向上図る

 ㈱三協(静岡県富士市、石川俊光社長)は、我が国の受託メーカーの中では最も自動化の進んだ企業の1社。21年度の売上高は過去最高をマークした。稼働4年目の大渕工場では、PTP包装の完全自動化を実現。機能性表示食品の届出サポートでは397件の届出支援を行い、独自の届出件数も25件に上る(9月29日現在)。

PTP包装を完全自動化

 2022年5月期の売上高は過去最高の115億円を達成するなど、同社の勢いは止まらない。コロナ禍の下、Webによる会議、Webによる商談に切り替え、工場全体にWi-Fiを完備してリモート見学を可能にするなど、IT化の整備を急速に進めてコロナ危機をチャンスに変えた。
 包装専用工場として稼働4年目の大渕工場では、PTPシート包装の完全自動化を実現した。数十枚のPTPを機械で束ねてピローに入れる。ピロー包装したものを化粧箱に入れて封印シールを貼る。ロボットアームが化粧箱を段ボールに詰め、箱のふたを閉じ、箱の中央と端をガムテープでH型に封印する。かつては10人ほどで行っていたこれらの作業を省力・高速化した。今は、ほぼ資材を供給する管理担当者1人でコントロールすることが可能になったという。もちろん、PTPシートに粒を充填するまでの工程も、異物混入検査を含め、自動化されている。

顧客ニーズに応じた提案

 機能性表示食品の届出サポートの依頼は相次いでおり、すでに397件に達している(9月29日現在)。消費者庁のホームページで公開されている届出として25件が自社申請のもの。機能性の訴求カテゴリー別に、原料メーカーのシステマティック・レビュー(SR)を使ったり、それに手を加えた届出資料を作ったり、「顧客のニーズに応じた対応を心がけている」(同社)という。
 「どこがどんな製品を作って、どの企業が申請したか、今は(消費者庁のホームページで)全部分かりますから。それをお客様に見ていただいて、三協にお願いしようというかたちになりやすい」とし、OEM製品の受託数は伸び続けている。実績を積み重ねれば積み重ねるほど、依頼は増えていくようだ。信用を支えているのはオートメーション化した先端設備などのハードのほか、ソフト面に携わる80人の支援チームだ。
 医学博士と薬学博士が1人ずつ。品質管理部門に30人。知的財産部門に弁理士1人。営業および営業企画部門に27人と、開発部門に20人と、80人の陣容を整えている。そのほか、本社・日の出工場、東京営業所、大渕工場、島根川本工場のスタッフを合わせると400人を超える。

ローカルテレビでCM放映

 自動化を推進するとともに、優秀な人材の獲得にも力を注ぐ。静岡と島根の両県では「三協の正体とは」というテーマで連続テレビCMを放映し、新たな人材の発掘に努めている。5月に「役員室の3人3つの意味」篇を放映、8月には「――言えない」篇を放映し、まもなく第3篇で正体が同社の明かされるというシリーズ。CMには著名なお笑いタレントを起用。「じつは三協ってすごいものを作っていますよね」、「そうなのよ、でも言えないのよ」、「あれとか、それとか」、「でも言えないのよ~」という意味深な15秒のスポットCM。最終編が楽しみだ。
 同社の和田伸行副社長によれば、「企業のイメージアップと従業員のモチベーションアップを図る」とし、企画は若い有志によるプロジェクトだったという。

(冒頭の写真:CM「三協の正体とは?」バナー)

<COMPANY INFORMATION>
所在地:静岡県富士市伝法573-13(本社)
静岡県富士市伝法3178-1(日の出工場)
静岡県富士市大淵2362-1(大渕工場)
島根県邑智郡川本町大字南佐木993-1(島根川本工場)
TEL:0545-54-1248
FAX:0545-54-1138
URL:http://sankyohd.com
事業内容:健康食品・化粧品の受託製造

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