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ファーマフーズ、広告画像削除 なくす会の差止請求受け「ニューZ」表示修正

 適格消費者団体の(特非)埼玉消費者被害をなくす会(なくす会、さいたま市浦和区、池本誠司理事長)が8月3日、㈱ファーマフーズ(京都市西京区、金武祚社長)が販売する薄毛治療薬・育毛剤「ニューZ」の広告表示に対して差止請求を行っていたことが分かった。また、ファーマフーズは同会からの指摘を受け、使用前後の画像などを削除していた。なくす会はこれらに関する資料をホームページ上で公表している。

 なくす会はこれまで、同製品のウェブサイトに掲載された使用前後の画像や、「※白髪の改善効果はありません」とする打消し表示などについて、ファーマフーズ側とやり取りを続けてきた。5月には、3月30日付の再申入れに対する同社の回答を公表していた。

特商法、景表法に基づき差止請求

 なくす会は8月3日付で、特定商取引法と景品表示法に基づく差止請求書をファーマフーズに送付。ニューZを販売するウェブサイトに掲載されていた使用前後を示す4つの画像について、使用を停止するよう求めた。

 差止請求書では、使用後の画像が使用前より暗く見えるものについて、意図的に異なる条件で撮影されたか、撮影後に明暗を加工した可能性も否定できないと指摘。仮に意図的なものや画像加工ではないとしても、頭髪・頭皮の状態を適正に比較できるものではないとした。

 また、ほかの使用前後画像については、白髪染めなどが行われたことがうかがえるとして、商品の使用前後を適正に比較できないと主張。「※白髪の改善効果はありません」とする表示についても、文字が小さいことなどを問題視した。

 なくす会は、これらの画像について、「※個人差があります」との表示があったとしても、画像自体が商品の効能効果について誤認を与えるものとして、使用前後の画像として相当ではないと主張。特定商取引法第58条の19と景品表示法第34条第1項に基づき、表示の停止を請求した。

ファーマフーズ、使用前後画像を削除

 これに対しファーマフーズは8月6日付の回答書で、なくす会からの指摘を受け、対象となった2つのウェブページの表示箇所を修正したと回答。「使用前後の画像を削除いたしました」とした。画像の削除に伴い、「※白髪の改善効果はありません」とする表記も削除した。

 なくす会はこれまで、使用後画像の明暗を巡る指摘に対してファーマフーズが「消費者にも単に明暗が違うとだけ認識される。優良誤認に該当するような内容ではなく、特に問題ないものと判断している」と回答したことなどを公表していた。その後、ファーマフーズ側は対象となった使用前後の画像を削除する対応を取った。

【田代 宏】

発表資料はこちら(なくす会HPより)

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