民間在庫223万トンと過去最高水準 集荷増加も販売は前年下回る
農林水産省が公表した今年5月の米穀流通の動向によると、5月末時点の令和7年(2025年)産米の集荷数量は267.1万玄米トンとなり、前年同月比25.4万玄米トン増加した。
販売数量は132.2万玄米トンで、前年同月を27.2万玄米トン下回った。また、民間在庫量は223万玄米トンと前年同月比74万玄米トン増加し、過去最高水準となった。
出荷業者による25年産米の集荷数量は267.1万玄米トン(前年同月比111%)、契約数量は247.4万玄米トン(同103%)、販売数量は132.2万玄米トン(同83%)だった。契約数量は前年を上回ったものの、販売数量は前年同月を17%下回った。
5月末時点の全国の民間在庫量は223万玄米トンとなり、前年同月比74万玄米トン増加した。内訳は、出荷段階が165万玄米トン(同57万玄米トン増)、販売段階が57万玄米トン(同18万玄米トン増)だった。農水省は、2026年5月末の民間在庫量は対前年同月で74万玄米トン増となり、最も高い在庫水準だとしている。
また、出荷業者の2026年5月末までの販売数量は13年産以降で最も少なく、民間在庫量は前月比26万トン減となったものの、4月末時点の28万トン減より減少幅は縮小した。販売段階の在庫量は57万玄米トンで、例年同時期の30~40万トン程度を上回る水準で推移している。
米穀販売事業者における5月の精米販売動向では、販売数量指数(政府備蓄米を含む)は前年同月比88%となった。このうち、小売事業者向けは同85%、中食・外食事業者等向けは同92%だった。販売価格指数は、小売事業者向けが前年同月比101%、中食・外食事業者等向けが同119.6%となった。
【編集部】
発表資料はこちら(農水省HPより)

