健食懇、「Plan2035」始動 2026年度事業、消費者からの揺るぎない信頼をどう確立するか
発足40周年を昨年迎えた健康食品業界団体「健康と食品懇話会」(清水二郎会長=アサヒビール㈱)は24日午後、東京・明治記念館で定時総会を開催し、2026年度の役員選出などを行った。会長をはじめ、副会長の武藤孝次氏(太陽化学㈱)と中井正晃氏(サントリーウエルネス㈱)は再任。事務局長には新たに雪印メグミルク㈱の平松和彦氏が就いた。
総会終了後に記者会見を行った清水会長ら役員は、26年度の事業計画の1つである「活動検討委員会Plan2035」を紹介。昨年の発足40周年を起点に、2035年までの10年間を見据えた健食懇として行うべき取り組みや健康食品業界のあるべき姿などを同委員会で議論し、具体的な活動を進めていきたいとした。
清水会長は、健康食品業界のこれからの10年について、「新たなステージに立って飛躍していくべきだと考えている」とし、「もう一段ギアを上げ、お客様の信頼を獲得する」と抱負を述べた。「そのために何をすべきなのか」を今年2月から検討を始めた「Plan2035」の枠組みで話し合っているという。その上で、「お客様が信頼して、そしてお客様がきちんと選んで、我々の商品を買っていただける。そういうステージにしていきたい」と2035年に向けた展望を語った。
健食懇の機関誌「けんしょくこん」の40周年記念号に清水会長は挨拶文を寄せ、「私たちが次なる10年で成し遂げるべき最優先課題は『消費者からの揺るぎない信頼の確立』」だとした。
農水省総括審議官、健康食品分野の発展に期待感
総会後の懇親会には会員企業をはじめ多くの来賓が出席。消費者庁・農林水産省・厚生労働省の幹部らをはじめ、(一社)健康食品産業協議会をはじめとする健康食品業界団体の理事らが顔を揃えた。
農水省を代表して来賓挨拶に立った河南健・大臣官房総括審議官は、健康食品について、「加工食品の中でも重要な一角を占めている」との認識を示した上で、これからの日本経済の成長の要となる17の戦略分野を政府として定め、検討を進めていることを紹介。その1つに「フードテック」があり、「機能性食品、また栄養食品、こういったものもこれからの国内外の市場拡大が期待される分野であると整理」しているほか、「同時にこの分野での我が国での産業の発展は、国内外での様々な健康課題の解決に向けて貢献できる分野であると考えている」と述べ、健康食品分野の健全な発展に対する期待感を示した。
【石川太郎】
(冒頭の写真:定時総会後の記者会見の様子。左から、中井副会長、清水会長、武藤副会長)
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