乳酸菌b0240のオーラルケア機能 大塚製薬が特定臨床研究で検証、歯ぐきに対する有用性が示唆
乳酸菌ONRICb0240を含有した食品の摂取によって、歯肉炎の指標である歯ぐきの出血率のほか、歯ぐきの腫れ・赤みの指標が減少することを明らかにしたと、大塚製薬㈱(東京都千代田区)が21日、発表した。軽度の歯肉炎症がある成人116人を対象(被験者)にした、無作為化二重盲検並行群間プラセボ対照比較試験で明らかにしたもので、臨床研究法に基づく特定臨床研究の枠組みで試験を実施したという。
発表によると、この特定臨床研究の成果をまとめた論文は、今月20日付の歯周病学領域の海外学術誌『Journal of Periodontology』に掲載された。研究は、同社の栄養科学研究所と東京科学大学などが共同で実施。被験者に対して歯磨き指導は行わず、乳酸菌ONRICb0240を含有した食品またはプラセボを1日2回(午前・午後)各2個、計4個を6週間継続摂取してもらった。
その結果、歯肉炎の指標である歯ぐきの出血率(BOP%)について、乳酸菌ONRICb0240摂取群(62名)では、開始時17.6%から摂取6週後12.3%へ低下し、プラセボ群(54人)との間で有意差が認められたという。一方、歯科医師による歯ぐきの腫れ・赤みの評価である歯肉炎指数(GI)については、群間比較では有意差は認められなかったものの、乳酸菌ONRICb0240摂取群では6週時点で開始時からの有意な改善がみられたという。
試験に使用した食品の概要について、今回の発表では詳細は明らかにされていない。乳酸菌ONRICb0240を巡り同社はこれまでの研究で、唾液中の免疫物質IgAの分泌を促進し、粘膜免疫を強化する可能性が示唆される結果を見出していたという。
【石川太郎】
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