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消えた「ヴィエリス」の新住所判明 特定適格消費者団体ホクネットが再申入れ

 脱毛サロン「キレイモ」の一部を事業譲受したGFA㈱(東京都港区、片田朋希社長)の担当者も「所在不明」と話していた㈱ヴィエリスが、渋谷区千駄ヶ谷から円山町へ移転していたことが分かった。3月17日に法務局への住所変更登記が完了し、国税庁の法人番号公表サイトには同23日付で公開されている。
 既報のとおり、記者がGFAを訪問したのが同16日、訪問記事をニュースサイト「ウェルネスデイリーニュース」に掲載したのが同じ23日のことだった(下表参照)

 これを受けて、特定適格消費者団体の(特非)消費者支援ネット北海道(ホクネット/札幌市中央区、松久三四彦理事長)がヴィエリスに対して、改めて再申入書に対する回答を求めている。14日ホームページで明らかにした。

 ホクネットは、昨年6月30日付でヴィエリスが運営する脱毛サロン「キレイモ」の中途解約者に対して解約金を返還すること、返還の実施状況の周知措置、個別通知とそれに関する報告を求める申入れを行っていた。
 これに対してヴィエリスは同7月20日、「支援していただける企業様との間で、基本合意に至りました。当該基本合意に伴う調達資金を運転資金に充当することでお客様への返金等を適時・適正化するとともに、事業の再建に努めて参ります。(中略)中途解約につきましては、現在、コールセンターが混雑等によりつながりにくいというお声をご頂戴しており、弊社ホームページのよくある質問をリニューアルし、お客様にわかりやすくご説明するとともに、中途解約もホームページ上で実施できる回収を進めております」(原文ママ)などと回答していたが、精算金の具体的な返還行為については説明がなかった。

 そこでホクネットは2月17日付の書面で、GFAとの関係がどうなっているのかなどについて照会するとともに、精算金の返還などに関する再申入れを行っていた。ところがその後、ヴィエリスは忽然と姿をくらましてしまった。
 今回、新たな住所を突き止めたホクネットは、12日付で「再申入れに対する回答のお願い」を送付している。内容は以下のとおり。
 「当法人は、貴社に対し、令和5年2月17日付けで照会書兼再申入書をお送りしましたが、本日までに回答をいただいておりません。貴社に対する照会書兼申入書と同時にGFA㈱に対しても照会書をお送りしましたが、GFA株式会社からは回答をいただいております。
 改めて、以上の照会に対する回答と再申入れに対する貴社の回答と初回のご報告を、令和5年5月10日までに、書面にて、当法人事務所までご送付ください。貴社からのご回答の有無及びご回答・ご報告いただいた場合のそれらの内容は、当法人の活動目的のためにホームページ等にて公表させていただきますので、あらかじめ申し添えます」(原文ママ)

【田代 宏】

(冒頭の画像:国税庁「法人番号公表サイト」に登録されたヴィエリスの新住所)

○これまでの経緯
関連記事:ホクネット、ヴィエリスに申入れ
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