ミモネスとさくら乳酸菌、研究深耕 オリザ油化、日本栄養・食糧学会大会で口頭発表
今月15日から17日まで高松で開催された第80回日本栄養・食糧学会大会で、オリザ油化㈱(愛知県一宮市)がミモザエキス(ミモネス)と、シダレ桜由来乳酸菌(さくら乳酸菌)に関する研究報告を口頭発表の形式で行った。
幸福感とソーシャルヘルス(社会的健康)の向上に着目したミモザエキスについては、マウス試験で検証した不安感の軽減・自信の回復・共感力の強化について報告。国内のシダレ桜から単離したさくら乳酸菌に関しては、その摂取が腸内のエクオール産生に及ぼす影響を検証したヒト試験の結果を発表した。産生促進機能を示すことを明らかにしたという。
同社が18日、発表した。2025年秋に発売したミモネス(同社の登録商標)については、「マウスの社交性および情動行動に及ぼすミモザエキスの作用」の演題で発表した。近畿大学の薬学総合研究所などとの共同研究。
ミモネスの機能性について同社は上市時、幸せホルモンの増加を介した孤独感の軽減、社交性の向上、幸福感の向上を訴求していたが、今回のマウス試験では、社交性の向上に加え、不安感の軽減、社会的劣等感からの自信の回復、他者の痛みに対する共感力の向上を確認したとしている。同社はこの結果を、「不安の軽減→社交性の改善→自信の回復→共感力の向上」という段階的な心理的成長プロセスを促進する可能性が示されたと整理。今後の研究については、神経生理学的メカニズムの解明と臨床試験を進める方針を示している。
一方、さくら乳酸菌(同社の登録商標)に関するヒト試験は、「シダレ桜由来乳酸菌Lacticaseibacillus paracasei Shidare 株の経口摂取が腸内エクオール産生に及ぼす影響」と題した発表を行った。
桜乳酸機の継続摂取により、継続2、3カ月後のエクオール産生率が有意に増加したと報告。摂取前のエクオール非産生者が3カ月後に産生できるようになった例や、PMS・更年期の自覚症状アンケートにおける複数項目の改善も確認したという。同社は同素材について2024年の上市時から整腸・美容・フェムケアなどの機能を訴求しており、今回の研究は、フェムケア領域の深耕に位置付けている。
同社は両素材について、機能性表示食品を視野に入れた研究開発を継続する方針を示している。
【石川太郎】
関連記事:ソーシャルヘルスに着目した新素材 オリザ油化、水溶性粉末のミモザエキスを発売へ
:3月8日は「ミモネスの日」 オリザ油化が登録
:SAKURAのプレバイオティックス オリザ油化、「さくら」シリーズを拡充
:さくら乳酸菌にエクオール促進機能 オリザ油化がヒト試験で確認

