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新素材の抗肥満機能を論文報告 常磐植物化学研究所、「マテソール」を今春発売へ

 ㈱常磐植物化学研究所(千葉県佐倉市、立﨑仁社長)が研究開発中の機能性食品素材「マテソール」について、体重の増加を抑えたり、空腹時血糖値を低下させたりする働きを持つ可能性のあることが、動物試験で確認された。この素材は、「マテ茶」で知られる植物のマテをエキス化したもので、クロロゲン酸類を規格化する。同社が29日、発表した。

 発表によると、高脂肪食を与えたラットにマテソールを経口投与したところ、体重の増加抑制や空腹時血糖値低下の他に、血中コレステロール値の増加を抑えることが確認された。同社は「抗肥満・抗メタボ効果の可能性が示唆」されたと説明している。

 研究結果をまとめた論文は今月、海外の学術誌『Food & Nutrition Research』に掲載。論文タイトルは、「Ilex paraguariensis A.St.-Hil. improves lipid metabolism in high-fat diet-fed obese rats and suppresses intracellular lipid accumulation in 3T3-L1 adipocytes via the AMPK-dependent and insulin signaling pathways」。脂質代謝を改善し、脂肪細胞内に脂質が蓄積されるのを抑制する旨を伝えている。

 マテソールの販売開始は4月を予定しているという。現在、「臨床試験を実施中」。マテに含まれるカフェインを除去しつつ、「クロロゲン酸類の中でも抗肥満効果の高い成分を規格」した水溶性に優れる抽出物になるという。

【石川太郎】

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