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小児期の心疾患リスク、中年期の認知機能に影響~フィンランド

(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)の研究連携推進室は20日、子どもの体重・血圧・コレステロール管理が後年、脳機能の保護に役立つ可能性があるかもしれないとの縦断的研究報告を発表した。

 フィンランド・トゥルク大学の研究チームは、小児期から成人期まで31年間、参加者の心血管危険因子プロファイルを追跡した。対象となったのは、1980年に、ランダムに選択された3歳から18歳までの約3,600人の少年と少女。2011年に、34歳から49歳までの2,000人以上の参加者が、コンピューター化された認知機能テストを受けた。このテストでは「エピソード記憶と連想学習」、「短期作業記憶」、「反応と移動時間」、「視覚処理と持続的注意力」の4つの異なる認知領域が測定された。

 その結果、以下のとおり、小児期から中年期にかけて蓄積された心血管リスク因子が中年期の認知能力の低下に影響を与える可能性があることが示唆されたという。

 「小児期から中年期までの収縮期血圧、総血中コレステロール、LDL-コレステロール、およびBMIは、中年期の脳機能に関連していた」、「一貫して高い収縮期血圧または高い血中総コレステロールとLD-Lコレステロールは、より低い測定値と比べて、中年期までの記憶力と学習の低下に関連していた」、「小児期から成人期までの肥満は、視覚情報処理速度の低下と注意力維持に関連していた」、「3つすべての心血管リスク要因があることは、記憶力と連想学習の低下、視覚処理の低下、注意力の低下、反応と運動時間の低下に関連していた」。

 報告では研究の限界として、このタイプの人口ベースの研究では、心血管リスク因子と認知能力との間の明確な因果関係を決定できない、認知機能は単一の時点で測定されたものであり、全ての研究参加者が白人であるため、結果はほかの人種や民族グループの人々に一般化できない可能性があるとしている。

 出典は『循環器』 
(論文要旨)
(以上、「LINK de DIET」より)

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