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ロート、共同研究の成果を発表 甘草抽出エキスの抗肥満作用を確認

 ロート製薬㈱(大阪市生野区、杉本雅史社長)はこのほど、グループのエムジーファーマ㈱(大阪府吹田市、墨田康男社長)の独自素材「甘草抽出エキス」が、肥満気味の人に対して抗肥満効果があることを確認したと発表した。ロートグループでは、経営総合ビジョン「Connect for Well-being」の実現に向け、機能性成分の研究を進めている。同研究成果は、『Journal of Food and Nutrition Research』(2023年12月28日付)に掲載された。

 今回、肥満気味の人(23kg/m²≦BMI<30kg/m²、腹部内臓脂肪面積100cm²以上)を対象に、甘草抽出物を配合した製剤を一定期間服用した場合の腹部体脂肪面積などの変化を確認するため、臨床試験を実施した。

 肥満気味の人81人を対象に、プラセボを対照とした無作為化二重盲検並行群間比較試験(ランダムに2グループに分け、片方のグループは甘草抽出エキスを配合した製剤、もう片方のグループは甘草抽出エキスを配合していない製剤を12週間継続摂取)を実施した。
 評価項目は腹部内臓脂肪面積を主要評価項目とし、副次評価項目として腹部皮下脂肪面積、腹部総脂肪面積、体重、BMIなどを設定した。

 その結果、甘草抽出エキスを摂取したグループでは、摂取前と比べて摂取後に腹部内臓脂肪面積の減少が確認された。また、より詳細な解析を行った結果、23kg/m²≦BMI<25kg/m²、腹部内臓脂肪面積100cm²以上の人において、甘草抽出エキスを摂取したグループは、摂取していないグループと比較して、①腹部内臓脂肪面積、②腹部皮下脂肪面積、③腹部総脂肪面積、④体重、⑤BMIが低い値を示したという。
 
 同社では、「同研究成果により、エムジーファーマの独自素材である甘草抽出エキスが抗肥満作用を示すことが臨床試験にて明らかとなった。今後、臨床試験の結果を踏まえ、機能性表示食品の開発を進め、1日でも早く製品を届けられるよう努める」としている。

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