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ライオン、皮膚洗浄剤連用の効果を確認 肌の保湿効果とかゆみ抑制効果

 ライオン㈱(東京都墨田区、掬川正純社長)はこのほど、皮膚洗浄剤(モデル組成)連用による肌の保湿効果とかゆみ抑制効果を確認したと発表した。

 皮膚洗浄剤とは、炎症抑制の有効成分として使われるグリチルリチン酸ジカリウム(GK2)、アミノ酸系界面活性剤、カチオン化高分子を組み合わせたもの。同研究成果を、6月に行われた「第121回日本皮膚科学会総会」で発表した。

 GK2+アミノ酸系界面活性剤+カチオン化高分子の組成、脂肪酸系界面活性剤+カチオン化高分子の組成、脂肪酸系界面活性剤組成の3組成について、かゆみ症状を抱える成人男女、各組成群11~13人に4週間連用してもらい、肌の保湿効果として経表皮水分蒸散量、かゆみの指標になる電流知覚閾値を測定し、検証を行った。

 GK2+アミノ酸系界面活性剤組成+カチオン化高分子の組成において、他の2つの組成に比べて、保湿効果として経表皮水分蒸散量が抑えられていた。また、同組成において、かゆみ指標である電流知覚閾値は高くなっていた。これらの結果より、アミノ酸系界面活性剤、カチオン化高分子とGK2の組み合わせは、保湿効果とかゆみ抑制に効果があることを確認したという。

 同研究により、抗炎症成分として認められているGK2、アミノ酸系活性剤およびカチオン化高分子の組み合わせにより、肌の保湿効果とかゆみ抑制に効果があることが分かった。GK2にアミノ酸系界面活性剤とカチオン性高分子を併用することでは、抗炎症だけにとどまらず、肌を保湿しながら、かゆみを抑える新たな作用を見出したとしている。

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