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ポーラ、皮膚が赤くなる原因に着目 血液に潜むTARCと皮膚の赤みの関係を解明

 ポーラ・オルビスグループの㈱ポーラ(東京都品川区、及川美紀社長)はこのほど、血液に潜むTARC(タルク)と皮膚の赤みの関係を解明したと発表した。19日から22日に英・ロンドンで開催される第32回国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)世界大会のポスター発表部門で発表する。同知見は、今後、ポーラの商品・サービスに応用される。
 
 アトピー性皮膚炎とTARCに関する研究はこれまでに多く行われてきているが、健常人におけるTARCと皮膚の赤みとの関係性については、いまだ明らかになっていない。そこで同社では、皮膚の赤みとTARCの関係性が明らかになれば、TARCを介した皮膚の赤み改善を提案できるのではないかと考え、同研究を行った。

 それによると、健常人においても、血清中TARC量が多いと皮膚の赤みが強いことが判明。また、赤みが強いと明るさが低い傾向にあることから、皮膚の明るさについてもTARC量との関係を調べた。実際にTARC量が多いと、明るさが失われる傾向が捉えられた。さらに、アーティチョーク(Cynara scolymus)の葉から抽出したエキスに、TARC産生を抑制する作用がある、アーティチョーク葉エキスを配合した飲料を摂取することで、 血清中TARC量が抑えられ、肌が明るくなることが判明したという。

 同社では、「血液中の成分に視野を広げることで『健常人の皮膚の赤みの一因が血液にある』ということを発見した。化粧品との相乗効果を実現すべく、今後もさまざまな側面から研究を積み重ねていく」としている。

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