1. HOME
  2. 健康食品
  3. ヘナ製品で重篤アレルギー 国セン、「かつら用」頭髪使用に警鐘

ヘナ製品で重篤アレルギー 国セン、「かつら用」頭髪使用に警鐘

 (独)国民生活センター(国セン、村井正親理事長)は20日、酸化染料を含む「かつら用」ヘナ製品によるアナフィラキシー事故について公表し、頭髪への使用中止を呼び掛けた。美容所で頭髪用ではないヘナ製品が使用され、アナフィラキシーショックを発症した事例が「医師からの事故情報受付窓口(ドクターメール箱)」に寄せられたことを受け、国センは製品テストや表示・広告調査を実施。
 その結果、かつら用製品3銘柄全てから酸化染料を検出した他、用途表示や成分表示に問題が疑われる事例も確認された。販売サイトでは、頭髪使用可能と受け取れる広告表示も見られ、業界や行政に対する対応強化も求めている。

美容所でアナフィラキシー発症

 ヘアカラーリング製品は、酸化染料などを含む医薬部外品の「染毛剤」と、顔料や染料などを含む化粧品の「染毛料」に大別される。パラフェニレンジアミンなどの酸化染料は、アレルギー性接触皮膚炎を引き起こしやすい成分とされている。一方、市場にはヘナを配合しながらも、人体への使用を前提とせず、「かつら用」などとして販売される雑貨扱いの製品も流通している。

 公表された事故情報では、美容所で酸化染料を含むかつら用ヘナ製品による毛染め施術を受け、アナフィラキシーショックを3回発症した事例が報告された。
 また、ストレートパーマ施術後にヘナ製品と他の染毛剤を混合使用した施術を受け、嘔吐や発疹を呈し、後日アナフィラキシーと診断された事例や、施術後に顔面浮腫を呈し、酸化染料を含む製品が混合使用された可能性を示唆する事例も紹介された。

 テストでは、かつら用ヘナ製品3銘柄全てから酸化染料を検出した。使用方法に従って調製した状態では、1.8~3.0%の酸化染料が含まれていたという。

かつら用3銘柄から酸化染料

 表示調査では、かつら用製品の中に用途表示がない銘柄や、検出された酸化染料の表示がない銘柄が確認された。また、頭髪用製品1銘柄については、使用上の注意事項表示が不十分な恐れがあるとした。 インターネット上の販売サイトについては、かつら用3銘柄全てで商品の安全性をうたう広告や、人の頭髪に使用できると受け取れる広告が確認された。このうち一部では、成分表示と説明内容に矛盾がみられたとしている。頭髪用製品についても、化粧品である旨やパッチテストに関する記載が不明確なものがあった。

販売サイト表示にも問題指摘

 毛束を用いた染色テストでは、かつら用製品は頭髪用製品と比較して、短時間で黒く染まる傾向が確認された。
 これを受け、国センは消費者に対し、「かつら用」のヘナ製品を絶対に頭髪に使用しないよう呼び掛けた。また、美容所や理容所で施術を受ける際には、使用される製品が頭髪用であることを施術者に確認するよう求めた。酸化染料にアレルギー経験がある場合は、自らパッチテストを行う前に医師へ相談するよう注意を促している。

 業界・事業者に対しては、雑貨扱い製品が美容所や理容所で人体に使用されないよう、用途や成分確認の徹底、美容師・理容師への教育・研修強化を要望した。また、かつら用ヘナ製品について、頭髪に使用されないよう注意表示を分かりやすく記載するよう求めた。

 さらに、アマゾンジャパン、LINEヤフー、楽天グループに対しては、販売サイト上で注意表示を分かりやすく掲載するよう協力を依頼した。
 行政に対しては、雑貨扱いのかつら用ヘナ製品が美容所や理容所で使用されないよう、美容師法や理容師法に基づく監視・指導の徹底と教育・啓発の強化を要望。医薬品医療機器等法上問題となる場合には、適切な表示・広告への監視・指導を求めた。

公表資料はこちら(国センHPより)

TOPに戻る

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

INFORMATION

お知らせ