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ファーマフーズ、ベトナムに本格進出 現地企業と合弁で健康食品製造工場建設へ

 ㈱ファーマフーズ(京都市西京区、金武祚社長)がベトナムで健康食品の製造・販売に乗り出す。健康食品の製造工場を現地企業と共同で建設する。同社として初の自社工場になる。工場で製造した最終製品は現地の薬局チェーンを通じて販売する計画。工場の建設、運営には日本のサプリメント・健康食品受託製造大手が協力するという。国内健康食品企業の東南アジア市場進出が加速しそうだ。

ベトナム国内で製造から販売まで

 同社は20日、FPT Digital Retail Joint Stock Company(FRT)との間で、現地での健康食品製造工場の合弁会社を設立する覚書を締結したと発表した。

 覚書は、健康・美容商材の輸入・流通を手がけるベトナムのSato Connect Gate Joint Stock Company by VTM Group(SCG)も含めた3社で締結。今後、ベトナム国内における健康食品の「生産から販売までのサプライチェーン構築を目指す」としている。

 FRTは、ベトナムの薬局チェーン大手「Long Chau(ロンチャウ)」を傘下に抱えるFPTグループの子会社で、2021年度の売上高は22兆4,950億ドン(約1,310億円)。ベトナム南部ロンアン省にある「Huu Thanh(ヒュータイン)」工業団地内にGMP準拠の健康食品製造工場を共同出資で建設することに合意したという。建設スケジュールや投資額などの詳細は今後詰める。

 ベトナムでの健康食品製造工場の建設と運営には、日本のサプリメント・健康食品受託製造大手、アリメント工業㈱が協力するという。同工場で製造した製品は、ベトナム全土に1,000店舗以上を展開するロンチャウ薬局チェーンの販売網を通じてベトナムの消費者に提供する。現地で製造・販売する製品には、ファーマフーズが開発した原材料を活用する。また、同社で「エビデンスに基づいた最新の処方を提供する」としている。

 同社はベトナムの健康食品市場について、「経済成長に伴い、急拡大している」とする。健康志向も高まっている。5年前から、ベトナムに日本製の健康食品を提供するためのビジネスに取り組んでいたという。

【石川 太郎】

(下の画像:12月19日に行われた覚書署名式の様子。前列左からFRTのホアン・チュン・キエン社長、ファーマフーズの堀江典子常務取締役、SCGのドアン・ドゥック・ティエン社長。ファーマフーズの報道資料から)

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