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ヒューマ、幅広い試験ニーズに対応 【機能性表示食品特集】高難易度、新分野の試験受託も可能に

 ㈱ヒューマR&D(三原 酉木社長)は、医薬品開発の被験者支援(治験)事業を行う㈱ヒューマHDの100%子会社。臨床試験の受託事業を04年からスタートした。
 小規模な予備試験から販促資料での活用を目的とした中規模試験、特定保健用食品(トクホ)の許可申請や機能性表示食品の届出を目的とした大規模な試験まで実施可能で、年間受託件数は平均30件。
受託領域の構成比は機能性表示食品の届出に関わる試験が70%、食品の安全性・有効性試験が30%を占める。認知機能試験を得意としており、重要な被験者のリクルートから、同社独自の試験デザインの提案を行っている。さらに最近では、睡眠、免疫、生活習慣・QOLなど強みを生かし、幅広く対応しているという。
 プロトコルの策定から試験の実施、統計解析・報告書作成までワンストップでの依頼が可能。同社の担当者は、「着実に実績を積み、今では機能性表示に対応する試験はもちろんのこと、探索研究やニッチな試験の依頼も増えている。また、専門分野のエキスパートとの連携を強化し、難易度の高い案件や新しい分野の受託も可能にするスキームを構築した」と話す。
 臨床試験の案件が増える一方で、試験の領域や試験時期が重なることにより、被験者の取り合いとなり、質の高い被験者が確保しにくくなるというリスクがある。そのため、同社では、関東・関西両地域にパネルを持つことで被験者の確保を担保している。さらに両地域で提携クリニックを増やすことで被験者確保と実施施設が担保され、その結果、試験自体の質も向上しているという。

【藤田 勇一】

『ウェルネスマンスリーレポート』2023年6月10日号(第60号)より転載

<COMPANY INFORMATION>
所在地:東京都港区芝5-31-19ラウンドクロス田町9F(本社)
TEL:03-3431-1260  
URL:https://www.huma-rd.co.jp
事業内容:トクホと健康食品の有効性・安全性試験の受託

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