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ニコリオ、東京都に取消し訴訟を提起 「決定に至るプロセスや判断基準が明確になることを期待したい」(中上社長)

 きのう27日、東京都から措置命令を受けた㈱ニコリオ(東京都世田谷区、中上元弘社長)が措置命令に対する取消し訴訟を東京地裁に提起していたことが分かった。

 措置命令の対象となったのは、機能性表示食品『フラボス』で、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを機能性関与成分とした商品。システマティック・レビュー(SR)による届出を行っており、「本品にはブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンが含まれます。ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、日常生活における身体活動時のエネルギー代謝において、脂肪の消費を促す作用により腹部の脂肪(内臓脂肪および皮下脂肪)を減らす機能が報告されています」などと表示できる。

 東京都の発表資料によれば、アフィエイトサイトにおいて、「『仕事のストレスで酒も油ものもやめられないし、運動なんか続かない!』と記載し、腹部を自主規制という文字などで覆った画像を掲載して『中高年は努力しても思うように痩せられない・・・※イメージです』等と記載」とある。
 東京都はこれらの広告について、専門家や弁護士の意見を参考にした上で今回の措置命令に至ったとしている。

 他方、ニコリオの中上社長は今回の措置命令を不服としてきのう、即時提訴している。
 「都の担当者からは、広告表示が『成分ではなく本商品による機能に見えるからNG』との説明を受けたが、当社は、広告の各所に機能性関与成分“ポリメトキシフラボン”による機能であることを明示している。また、合理的根拠資料として、当然、SRの採用論文を提出したが、都はその論文自体は『評価していない』と言っており、措置命令に至るプロセスが不明瞭と感じる。また判断基準についても訴訟の中で少しでも明らかになることを期待している」(中上社長)と述べている。

 昨夕の段階で訴状はまだ東京都には届いていないという。

【田代 宏】

(冒頭の写真:東京地方裁判所)

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