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ナリス、たるみの悩みにアプローチ 瞬時に引き上げ感を演出する技術を確立

 ㈱ナリス化粧品(大阪市福島区、村岡弘義社長)はこのほど、肌表面に瞬時に引き上げ感を演出する技術を確立したと発表した。

 肌表面のたるみは、筋肉に働きかけることで予防する内容の研究は行われているが、同社では、化粧品で対応可能な範囲でたるみに対するアプローチができないかと考えてきた。
 同社は、「ふきとり化粧水」に関連して、肌の最外層である角層に関する研究を86年以上蓄積していることもあり、IFSCC 2018 CONGRESSでは「重力による表皮細胞の拡大がもたらす皮膚のたるみ」(英文名:Skin Sagging Caused by Gravitational Stress-Induced Expansion of Epidermal Keratinocytes)と題して、角層のたるみについての研究を発表している。
 同研究では、植物の「クミスクチン(ネコノヒゲ)」に角層の面積の肥大化を抑える効果があることが判明。クミスクチンの成分は、配合したスキンケア品を継続的に使用することでその効果を発揮することが期待できると考えている。
 一方で今回の研究は、角層のたるみに対してアプローチしようとする着眼点は同じだが、全く異なる方法で塗った直後に肌表面を引き上げ感をもたらすという着地点に到達したという。

 塗布直後に肌表面をリフトアップさせる技術は、水中油型(O/W型)のエマルションに、水分で膨らむ性質を持つ粘土鉱物と水溶性セルロース誘導体を配合することによって生まれる。肌に塗布した後に水分蒸散することで、粘土鉱物と水溶性セルロース誘導体が肌に密着し、皮膜を形成することによって肌に引き上げ感を演出するメカニズム。

 同社では、「肌だけでなく、気持ちまでも上向きなるような新しい提案を続けていきたいと考えている」としている。

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