1. HOME
  2. 健康食品
  3. ステロイド検出問題、販売元がお詫び 香塾、デキサメタゾン含有の原因究明し公表へ

ステロイド検出問題、販売元がお詫び 香塾、デキサメタゾン含有の原因究明し公表へ

 医薬品成分のステロイド(デキサメタデゾン)が含まれる粉末状のお茶(製品名=ジャムー・ティー・ブラック)をインターネットで販売していた㈱香塾(大阪市都島区、大野康行社長)が13日、インターネット上で謝罪した。医薬品成分が含まれていた理由については、「輸入し、包装して販売しているだけ」だったとして、「弊社内において混入するとは考えられません」と釈明。製造元に「混入経路」を確認したうえで、その結果をホームページで報告する予定だとしている。編集部の取材に対して大野社長はきのう、「(医薬品成分の混入は)恥ずかしながら国民生活センターに指摘されるまで知らなかった」などと話している。

 香塾が販売していた『ジャムー・ティー・ブラック』に、1グラム当たり3マイクログラムのデキサメタゾンに含まれることが(独)国民生活センターの調べで分かり、同センターが12日に公表していた。また同日には、同社所轄の大阪市が立ち入り検査を実施。自主回収と原因究明を同社に指示した。

 ステロイドは急に服用を止めるとリバウンド現象を起こすリスクがあり、医師の指示に従って段階的に中止する必要があるとされる。そのため国センでは、当該商品を飲用していた人に対して医療機関を受診するよう呼び掛けている。

 香塾は現在までに当該商品の販売を中止し、商品回収や返金を進めているという。連絡先として専用のEメールアドレス「5mj58k@bma.biglobe.ne.jp」を示している。

製造元は「JAMU SEHAT BUGAR社」

 また同社は「お詫び」の中で、当該商品に含まれる原材料は「JAMU SEHAT BUGAR社」から仕入れていたと明かした。大阪市の調べで原産地はインドネシアのジャワ島であることが確認されている。

 複数の植物の粉末を混合させたジャムーティーを国内で販売している事業者は、香塾の他にも存在する。同社が仕入れていたのと同じインドネシアの企業からジャムーティーを輸入していた事業者は他にいないのか。国センの公表と多くの報道を受け、急きょ、ステロイド含有の有無を調べるジャムーティー販売事業者も現れている。

【石川太郎】

(冒頭の画像:デキサメタゾンが微量検出された香塾が販売するジャムー・ティー・ブラック。12日、国民生活センターで撮影。下の画像:香塾がインターネット上で公表した「お詫び」をキャプチャ)

関連記事:ジェムーティからデキサメタゾン検出 国セン、飲用していた人に受診求める
    :ステロイド検出、情報提供がきっかけ 医療従事者が国センの「ドクターメール箱」に

TOPに戻る

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

INFORMATION

お知らせ