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シーズ・ラボに措置命令

「食事の気になるカロリーを速攻カット!!」、「太る原因を遠ざける!!」などと標ぼうして健康食品『4D(フォーディー)』を販売していた㈱シーズ・ラボ(東京都渋谷区、黒木昭彦社長)に対して消費者庁は24日、景品表示法(景表法)に基づく措置命令を出した。

同社は、エステティックサロンの運営やサプリメントの販売を行う事業者。食品衛生法で要注意成分に指定されているコレウス・フォルスコリーなどを含有したサプリメント(3粒1カプセル/包×90包・2万1,384円)をサロンや自社ウェブサイトなどで一般消費者に販売していた。

処分の対象となったのは、自社ウェブサイトによる販売。
2021年10月22日・30日、11月10日・19日に「『痩せたいけれど我慢したくない!』あなたのために!クリニカルサロン『シーズ・ラボ』独自開発」、「食事の気になるカロリーを速攻カット!!」、「脂っこい料理 甘~いスイーツ 食べ過ぎてもなかったことに!」などと、あたかも同品を摂取することで同品の成分の作用により、食事から摂取したカロリーの吸収が直ちに著しく阻害され、体重増加を阻止することができるかのような根拠のない表示を行っていた。
これに対して消費者が、景表法7条2項の規定に基づき表示の裏付けとなる合理的根拠の提出を求めたところ、提出された資料には合理性が認められなかった。

同品についてシーズ・ラボは、「実際のものよりも著しく優良であると示す表示をしていた」と、消費者の弱みにつけ込んだ表示を行っていた旨の社告を大手新聞2紙に掲載。自社ウェブサイトでも、「消費者庁からの措置命令についてのお知らせ」として、一般消費者に向けて謝罪している。
また同社は消費者庁に対して、「お客様をはじめとする一般消費者の皆様および、関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを心より深くお詫び申し上げます。本件を真摯に受け止め、今後はこのような表示をしないよう再発防止に向けて全力で取り組んでいく所存です」とコメントしているという。

【田代 宏】

YouTubeチャンネル:「カロリーカットに根拠なし!シーズ・ラボに措置命令」

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