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シブトラミン検出、今度は北九州市で 千葉市に続きフェノールフタレインも

 ベトナム産と見られる食品から、日本では承認されていない医薬品成分が相次いで検出される無承認無許可医薬品の問題が、福岡県北九州市にも広がった。SNSを通じて当該製品を購入、摂取した市民が体調不良を訴え、製品を検査したところ、2種類の医薬品成分が検出された。同市が22日、発表した。体調不良を訴えた市民は、当該製品の摂取を中止してから2カ月以上経つが、体調不良が続いているという。

 北九州市の発表によると、医薬品成分が検出されたのは『Detoxeret Jelly』と称されるゼリー状食品。国内では未承認のシブトラミンと、以前は承認されていたものの現在は使用されていないフェノールフタレインが検出された。シブトラミンの検出量は、1本20グラムあたり最大で推定24ミリグラム。フェノールフタレインは同1.9ミリグラムと推定されるという。

 シブトラミンには食欲抑制作用があるとされ、海外では肥満症治療薬として使用している国もある。副作用としては、血圧上昇、心拍数の増加、頭痛などが報告されている。有効摂取量は1日あたり5~15ミリグラムとされている。

検出事例、6自治体に広がる

 これと同一製品とみられるゼリー状食品を、SNSなどインターネットを通じて購入、摂取した生活者が体調不良を訴え、製品分析の結果シブトラミンが検出される、無承認無許可医薬品の発見事例はこれで4自治体となった。今月7日以降、兵庫県西宮市、千葉県千葉市、千葉県が相次いで発表している。発がん性があるとされるフェノールフタレインについては、千葉県でも検出されていた。

 また、同製品に関連するとみられる『DETOXERET Chokolade』と称される固形チョコレートからもシブトラミンが検出されている。検出を発表したのは、現在のところ神奈川県相模原市、埼玉県川口市の2自治体。

(冒頭の画像:シブトラミンなど検出された製品の個包装。北九州市の報道発表資料より)

関連記事:海外産食品から未承認医薬品成分検出 川口市でも

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