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コロナの真相(7)~感染場所は家庭と職場と施設、飲食はたった6%!

(公財)食の安全・安心財団理事長 東京大学名誉教授 唐木英明

〇多くの人が飲食店でコロナに感染していると信じている。それは本当なのか?東京都のデータを示す。
〇昨年9月には家庭内で同居人から感染した人が40.0%、職場が16.3%、施設が15.8%、接待付き飲食と会食を合わせて飲食関係は12.9%、その他が18.4%。今年5月は、同居50.7%、職場13.6%、施設15.0%、飲食関係が6.1%、その他が11.1%。

●要するに、飲食関係で感染する人は昨年は全体の13%だったが、今年は半減して6%しかいない!

〇最大の感染場所は、家庭と職場と施設で、合計すると昨年69%、今年は大きく増えて83%。感染防止が目的なら、感染者が最も多い家庭と職場と施設をターゲットにすべきだが、現在は「一番やりやすい」飲食店をターゲットにしている。これでは「いじめ」と言われても仕方がない。

●さらに大事なことは、死者が一番多いのが施設と病院という事実である!

〇軽症や無症状の「感染者を減らす」のではなく、「死者を減らす」ことを目標にして、施設と病院での感染対策を最重要視すべきである。感染者も死者も少ない飲食店をターゲットにすることは、社会経済的被害ばかり大きく、感染症対策としての意味は小さい。すぐにやめるべき。

<著者プロフィール>
1964年東京大学農学部獣医学科卒。農学博士、獣医師。東京大学農学部助手、同助教授、テキサス大学ダラス医学研究所研究員などを経て東京大学農学部教授、東京大学アイソトープ総合センターセンター長などを歴任。2008〜11年日本学術会議副会長。11〜13年倉敷芸術科学大学学長。専門は薬理学、毒性学、食品安全、リスクコミュニケーション。

※「コロナの真相」は、唐木英明氏のフェイスブックからの転載です。

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