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キウイ由来成分が体重減少を助ける 【機能性表示食品届出更新】キポフェン、ヘルスクレーム拡大

 機能性関与成分のキウイ由来プロシアニジンについて、脂質の吸収を抑えることによる体脂肪の低下や、体重減少サポート機能などをヘルスクレームに盛り込んだ機能性表示食品の届出が27日、公開された。既存の関与成分だが、訴求機能を大きく広げる格好となった。これまでの届出では、食後の中性脂肪の上昇抑制をヘルスクレームとしていた。

 消費者庁は27日、機能性表示食品の届出情報公開データベースを更新。届出番号I317から325まで9件(サプリメント4件、サプリメント以外の加工食品5件、生鮮食品ゼロ件)の新規届出を公開した。

 新たに公開されたキウイ由来プロシアニジンのヘルスクレームは、「キウイ由来プロシアニジンは、脂質の吸収を抑制することにより、BMIが高めの方の、体脂肪・腹部周囲長を低下させる機能、およびBMIが高めの方の、体重の減少をサポートし、高めのBMIを改善する機能が報告されています」。膵リパーゼ活性抑制作用を体組成改善機能の作用メカニズムとする。

 植物抽出物メーカーの㈱オムニカ(静岡県裾野市)が作成した研究レビュー(SR)を届け出ている。届出者は㈱基理(東京都豊島区)。これでキウイ由来プロシアニジンの届出件数は計5件となった。

新規関与成分に乳酸菌L-137、肌のバリア機能を保持

 このほか、乳酸菌L-137を関与成分として配合したサプリメントの届出が公開された。新規の関与成分。ハウスウェルネスフーズ㈱(兵庫県伊丹市)が届け出た。「肌が乾燥しがちな方の肌の潤いを保つことや肌のバリア機能(保湿力)を維持する」旨をSRに基づくヘルスクレームとする。経口摂取した同乳酸菌は、小腸まで届くとされる。ヒアルロン酸の合成促進や腸管のバリア機能の改善を介し、肌のバリア機能などを維持すると考えられるという。

 なおこの日の更新では、既存届出の取り下げに関する情報も更新された。計5件。販売終了を理由に、㈱LIMNE(東京都渋谷区)が、松樹皮由来プロシアニジンやラフマ由来ヒペロシドなどを関与成分とするサプリメント3製品の届出21日付で取り下げたという。

 また、同じく販売終了を理由に、雪印ビーンスターク㈱(札幌市東区)がサプリメント2製品の届出を24日付で取り下げた。同2製品の関与成分はDHA・EPAで、ヘルスクレームには中性脂肪の低下も含まれる。ただ、関与成分の1日当たり摂取目安量は合わせて500mg以上の設計だった。

【石川太郎】

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○2023年7月の機能性表示食品届出DB更新
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