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サプリ「ウエスト気になる」に新届出 【機能性表示食品届出更新】なぜDHC以外が届出者に

 消費者庁は13日、機能性表示食品の届出情報公開データベースを更新した。届出番号I234からI255まで22件の新規届を公開。初の届出者が含まれる。既届出の取り下げ情報も更新した。

 この日公開されたのはサプリメントと、サプリメント以外の加工食品が11件ずつ。生鮮食品の新規届は今回も公開されなかった。2023年度の届出番号「I」シリーズは、現在までに累計255件の公開件数があるが、生鮮食品は8件にとどまる。

 サプリメントでは、『ウエスト気になる』を商品名とする届出が公開された。エラグ酸を機能性関与成分として配合したもの。

 同一商品名および関与成分の機能性表示食品は、㈱ディーエイチシー(東京都港区。以下、DHC)が20年に届出を行い、現在販売している。一方で、新たな届出の届出者は、「OPI・50株式会社」(同)という今回が初登場の企業。しかし、同社が届け出た表示見本(商品パッケージ)を見ると、「DHC」と記載があり、販売者も同社であるとされている。ヘルスクレームなどにも違いは見られない。

 DHCは取材に、これまでに届け出た機能性表示食品の再届出を順次進めていると答えた。OPI・50は、「オリックスがDHC株式取得を目的に設立したSPC(特別目的会社)で、DHCの現在の親会社」(広報部)に当たる。ただ、「来年1月1日付で合併予定。DHCと一体になる」(同)という。

 このほか、ロンザ㈱(神奈川県相模原市)からの通算2件目となる届出が公開。液体充填を可能とする独自のハードカプセル製剤技術「Licaps(リキャップス)」を製品名に冠したサプリメントを届け出た。配合した関与成分はGABA。

 なお、既届出の取り下げに関しては5件が追加された。今月6日から9日にかけて手続きが行われたもので、難消化性デキストリンを配合したミートソースなど3製品の届出を㈱日清製粉ウェルナ(東京都千代田区)が「製品終売」を理由に取り下げたほか、マルトビオン酸を配合した冷凍米飯類の届出を㈱ミツハシ(横浜市金沢区)が販売終了のため取り下げた。また、微細藻類由来DHAを関与成分とし、1日あたり900mg摂取できるサプリメントの届出を富士化学工業㈱(富山県中新川郡)が取り下げた。「販売の予定がない」としている。

【石川太郎】

○2023年7月の機能性表示食品届出DB更新
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