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オリザ油化、新製品にフェムケア選ぶ ストロベリーグアバエキスを開発、来月上市

 オリザ油化㈱(愛知県一宮市、村井弘道社長)が、イエローストロバリーグアバから得られる健康食品素材「フェムベリー(ストロバリーグアバエキス)」を新たに開発した。来月4日から都内で開催される食品開発展に出展するのに合わせて上市し、脚のむくみや冷えのケアのほかに肌バリア機能が期待できるフェムケア素材として提案していく。22日、発表した。

 フェムベリーの機能性については現在のところ社内ボランティア試験で確認。血小板凝集抑制をはじめ低温負荷からの体温回復、脚のむくみ軽減、皮膚バリア機能などを有する可能性が示唆されているという。今後、研究開発を進展させ、機能性表示食品対応素材として展開できるようにしたい考えだ。

 イエローストロバリーグアバは、「キバンジロウ(黄蕃石榴)」の別名があるフトモモ科植物の果実。同社の発表によれば、近畿大学薬学総合研究所の森川敏生教授と共同で国産ストロベリーグアバの成分研究を行い、血小板凝集抑制や血管拡張の機能が報告されているアデノシンのほか、保湿機能が知られるグルコシルセラミドなどが含まれることを明らかにした。

 グルコシルセラミドは、米に含まれるそれとは構造が異なっていた。また、脂溶性成分としてはほかに、ジガラクトシルジアシルグリセロールが含まれることも突き止めた。

 ストロバリーグアバは国内では唯一、商業規模の栽培が南伊豆地方の一部で限定的に行われていて、ジャムや果実酢など食品の原料として利用されているが、含有成分や機能性に関する研究はこれまでほとんど行われていなかったという。

 アデノシンおよびグルコシルセラミドの含有量を規格化する。社内ボランティア試験に使用した「フェムベリー-P(ストロバリーグアバエキス-P)」には、1グラムあたりにアデノシンが5マイクログラム以上、グルコシルセラミドが50マイクログラム以上、それぞれ含まれているという。

(冒頭の写真:フェムベリーの原料になるイエローストロベリーグアバの果実。下の画像:ストロベリーグアバエキスに含まれる成分。いずれもオリザ油化の報道発表資料から)

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