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「ウコン」「クロレラ」の安全性情報

 (国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は10日、素材情報データベースに「ウコン」と「クロレラ」に関する安全性情報を追加した。

 ポルトガル国籍の67歳男性が肺がんのため、パクリタキセル(抗がん剤:CYP2C8、CYP3A4基質)165 mg/m2、カルボプラチン(抗がん剤)275 mg/m2×2回/月による化学療法1コース開始4日後より、1日ウコン15g、複数のビタミン・ミネラル、オオアザミ300 mgを1日3回、その2日後から1日あたりクロレラ520mgを14日間、初乳サプリメント650 mgを1週間摂取し、化学療法2コース開始前日にクロレラの摂取を中止した。
 すると、10日後に黄疸尿を生じた。その後、クロレラを再摂取した翌日にパクリタキセルの副作用による掻痒症と紅斑を生じた。化学療法3コース開始前日にクロレラの摂取を中止したが、肝機能マーカー高値を認め、すべてのサプリメント摂取中止と加療により改善したという。

 パクリタキセルとオオアザミ、ウコンの同時摂取およびクロレラサプリメントと肝毒性の因果関係評価(RUCAM)は、それぞれスコア9(highly probable)、スコア8(probable)であり、オオアザミとウコンによるパクリタキセルとの相互作用およびクロレラサプリメントに混入していたミクロシスチン-LRによる急性毒性の肝炎が疑われている。

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