しげよし未払い問題、情報集約へ 小川氏がLINE開設、警察・弁護士への相談視野
仕出し弁当フランチャイズ(FC)「仕出し割烹しげよし」を巡る未払い問題で、弁当製造代行費用の未払いを訴えている長崎市の「笑幸」代表・小川真氏が、同様の問題を訴える関係者から情報を集めるため、グループLINEを開設した。契約書や請求書、振込記録などの資料を集めた上で、警察や弁護士への相談を進める考えである。
21日に開設、現在3人が参加
小川氏は25日、編集部に対し、今後の進め方を説明する動画を公開したことを明らかにした。
同氏は、「皆さまから被害の状況や証拠資料をお聞きし、複数の情報を集めた上で、警察や弁護士への相談を進めていきたい」と説明。自分と同様の問題を抱えている人や詳しい情報を持つ人に対して、情報提供を呼び掛けている。
編集部がグループLINEの開設時期や参加対象などについて確認したところ、小川氏は21日に開設し、現在は自身を含め3人が参加していると回答した。
参加対象については、「しげよし」に関する未払い、未返金、給与未払いなどを訴える人のほか、契約書、請求書、振込記録、メールやLINEの履歴など、問題を裏付ける資料を持つ人としている。
また、本人から正式に相談や協力を依頼された代理人や、弁護士など今後の対応に協力する専門家も対象とするという。
参加前に経緯、資料を確認
小川氏によると、グループLINEへの参加に当たっては、事前にZoomなどで問題の経緯や現在の状況を聞くことを条件としている。その際、警察や弁護士への相談に備え、必要な資料についても確認、整理するという。
専門家についても、協力できる内容などを事前に確認するとしている。
支払督促から差押えまで
編集部は8月12、13日の前・後編で、小川氏が㈱寿美家和久(三重県津市、小清水丈久社長)に対して支払督促を申し立て、その後、仮執行宣言付支払督促を経て債権差押命令の申立てまで進めたものの、回収には至っていない経緯を報じた(関連記事参照)。
これまでに編集部が確認した裁判資料によると、小川氏は2025年11月、寿美家和久から依頼を受けてステーキ弁当の製造・配送業務を行ったものの、食材代を含む13万4,500円が支払われなかったとして、今年1月に内容証明郵便で支払いを求めた。
その後、津簡易裁判所へ支払督促を申し立て、2月に支払督促、3月には仮執行宣言付支払督促が発付された。寿美家和久から異議申し立てはなかった。
小川氏はさらに、寿美家和久が賃貸人に対して有する敷金返還請求権を対象に債権差押命令を申し立てたが、回収には至らなかった。
警察への相談後も入金なし
小川氏は7月31日、長崎警察署へ相談。小川氏によると、担当刑事が小清水氏に直接連絡し、小川氏と話をするよう促した。その後、小清水氏から小川氏へ連絡があった。
小清水氏は小川氏に対し、支払いが滞っていることを謝罪した上で、「会社が継続できる状況ではなく、現時点で直ちにお支払いできる資金状況にはありません」と説明。
請求金額については、取引を巡って双方の認識に相違があるとして、精算や相殺を含めた協議が必要との考えを提示。小川氏が改めて設定した8月7日の支払期限を過ぎても入金はなかったという。
関係者への呼び掛けを具体化
小川氏は8月13日の取材で、同様の問題を抱える関係者から情報を集め、警察への相談につなげたいとの考えを表明していた。
「皆さんの状況とか、お声をいただいて、警察にも動いてもらうしかないんじゃないかと思います」と話し、加盟店や取引先、元従業員などに情報提供を呼び掛けていた。
▼小川氏が公開したグループライン開設の案内動画はこちら
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:しげよし未払い、警察へ相談(後) 民事で解決できず警察へ、広がる未払いに連携呼び掛け

