都内で食中毒2件発生 保育園給食64人、弁当39人が発症
東京都は17日、八王子市内の保育園と渋谷区内の飲食店で発生した食中毒事案2件を公表した。八王子市では保育園給食を原因とする食中毒で園児ら64人が発症し、原因菌としてEscherichia albertii(エシェリキア・アルベルティイ)を検出。渋谷区では飲食店が調理・提供した弁当を原因とするノロウイルス食中毒で39人が発症した。いずれの患者も回復しており、東京都は原因施設に営業(給食供給)停止処分を行った。
保育園給食で64人発症、エシェリキア・アルベルティイ検出
八王子市では、9日、保育園から「園児複数名が下痢などの消化器症状を呈して欠席している」との連絡を受け、八王子市保健所が食中毒と感染症の両面から調査を開始した。
患者は園児59人と調理従事者を含む職員5人の計64人で、8日午前9時頃から10日午後6時頃にかけて下痢や腹痛などの症状を呈した。患者の症状は回復傾向にあり、入院した1人はすでに退院している。
調査の結果、複数の患者および調理従事者のふん便からEscherichia albertii(エシェリキア・アルベルティイ)を検出したほか、園内で感染症を疑う情報がないことなどから、同保健所は同園が7日と8日に調理・提供した給食を原因とする食中毒と断定した。
原因施設は、社会福祉法人愛和会「白百合椚田保育園」(東京都八王子市、和田光宣理事長)。同園は7月10日から給食の提供を自粛しており、八王子市は17日から3日間の営業等停止(給食供給停止)処分とした。
弁当原因のノロ食中毒、39人が発症
渋谷区では2日、「6月29日に渋谷区内の飲食店から配達された弁当を食べた11人のうち6人が体調不良を呈している」との連絡を受け、渋谷区保健所が調査を開始した。
患者は、当該飲食店が調理・提供した弁当を喫食した7グループ54人のうち39人で、6月30日午後8時頃から7月3日午前4時頃にかけて下痢や発熱などの症状を呈した。患者は既に全員回復している。
患者28人のふん便および拭き取り検体1件からノロウイルスを検出し、複数グループの患者由来検体などから検出されたノロウイルスの遺伝子配列が一致したことなどから、同保健所は同飲食店が6月29日と30日に調理・提供した弁当を原因とするノロウイルス食中毒と断定した。
原因施設は飲食店「レストランケン」(営業者:依田保良)。渋谷区は17日から7日間の営業停止処分とした。

