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適正広告自主基準、改訂の中身 【機能性表示食品】遵守法令に薬機法追加、容器包装でも切り出し表示に注意促す

 健康食品業界4団体が作成し、今月1日公表した機能性表示食品「適正広告自主基準」の最新版(第4版)。改正制度に基づく届出の開始から1年が経過したのを踏まえて改訂したものだという。改訂内容としては、広告及び容器包装表示の留意事項の見直し、機能性表示の表現に関する留意点の追加、容器包装表示の適切例の大きく3つが挙げられている。新設された項目もある。主な改訂点を整理してみた。

 第4版は、(一社)健康食品産業協議会(JAOHFA)、(公社)日本通信販売協会(JADMA)、(特非)日本抗加齢協会をはじめ、第3版追補から加わっていた(公財)日本健康・栄養食品協会(JHNFA)の4団体で作成。消費者庁食品表示課によると、5月22日に開いた業界団体への「保健機能食品等に関する説明会」で4団体が同自主基準の改訂を紹介、意見交換を行っている。

 第4版の構成は、第3版と同様、①はじめに、②自主基準作成の目的、③対象者の範囲、④広告その他の表示の具体例及び広告と判断されるもの、⑤対象者の責務、⑥広告における留意事項、⑦容器包装表示における留意事項、そして別添資料。自主基準の前提となるのは、景品表示法や食品表示法などに基づく法令や通知だ。

 第4版からの新設項目としてはまず、同自主基準の対象者である機能性表示食品の届出者および販売者の「責務」の遵守法令に医薬品医療機器等法(薬機法)が追加され、医薬品的効能効果表現を避ける旨が責務として新設された。「疾病の診断、治療又は予防に係わる表現もしくは、それらを目的とした物(医薬品、医薬部外品)の効能効果として用いられている表現を避けること」などとある。

 これに関連し、別添資料として、第3版まではなかった「疾病の診断、治療又は予防に係わる表現もしくは、それらを目的とした物(医薬品、医薬部外品)の効能効果表現について」が追加された。

 また、広告における機能性表示の一部切り出しに関する留意点について、医薬品的効能効果との誤認を避けるために機能性表示に付す補完用語(サポート、助ける、役立つ、〇〇感等)を「省いて切り出しを行う場合」が新設された。これにより、切り出し表示に係る広告の留意事項は大きく3項目から4項目に増えた。

 新設項目では、例えば、機能性表示の内容が「血圧が高めの方の血圧を下げることを助ける機能」に対し、「血圧が高めの方の血圧を下げる」と切り出して表示する場合などのほか、「疲労感を軽減する機能」に対して「疲労を軽減する機能」と切り出して表示する場合などは「×」だとしている。

 機能性表示の一部切り出しに関しては、制度改正を受けて第3版から追加された「容器包装表示における留意事項」にも明記。「機能性表の引用について」の項に「機能性表示の一部を強調する表示について」が新設された。広告等から容器包装まで、切り出しによって、届け出た機能性表示を超える過大な機能を消費者に期待させないよう、注意喚起したといえる。

 このほか、別添資料として「容器包装上の表示について」が追加された。「機能性表示食品」である旨の適切例・不適切例、「一時的に貼付されるシールや親切表示」の適切例、「機能性関与成分名とその成分の機能性の関連が視認できる表示」の適切例を示している。

 ほかにも改訂点はある。機能性表示食品の広告等作成や容器包装表示の実務に当たる業界関係者等は確認されたい。

【石川太郎】

関連資料:「機能性表示食品」適正広告自主基準(第4版)の閲覧、ダウンロードはJAOHFAのウェブサイトからも可能

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    :「努力し用意したエビデンスに則す」【機能性表示食品特集】消費者庁表示対策課(後)

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