食薬区分、専ら医薬で一部改正案 厚労省、植物由来物等リストの記載を整備
厚生労働省が食薬区分の一部改正案に対するパブリックコメントの受付を始めた。意見を募っているのは、いわゆる食薬区分リストのうち「専ら医薬」の植物由来物等の記載に関する一部改正案に対して。新たに学名の欄を追加するなどの見直しを行う。同省は昨年、同リストの「非医薬」の植物由来物等について、同様の記載整備を行うための改正案を公表していた。専ら医薬、非医薬ともに、植物由来物等のリストの記載ぶりが大きく見直されることになる。
パブリックコメントの募集期間は2026年6月24日まで。食薬区分を審議する、食薬区分ワーキンググループは今年1月と2月、同リストの記載の見直しについて審議していた。改正案によれば、専ら医薬の植物由来物等リストに収載されているすべての植物由来物等に学名を追加する。また、必要に応じて、収載名称の変更、他名等の修正や追記、部位等および備考の記述の見直しを行う。
非医薬リストに収載されている植物由来物等の区分が、専ら医薬に変更されるような見直しはない。ただ、記載の見直しが多岐にわたることから、植物抽出物等を取り扱う事業者には改正案の点検が求められそうだ。
非医薬の植物由来物等リストの記載を同様に見直す改正案は昨年5月下旬に公表、翌月6月下旬までパブコメが受け付けられていた。だが、今月26日時点でパブコメ結果は公表されておらず、改正も実施されていない。食薬区分を所管する厚労省医薬局監視指導・麻薬対策課の担当官は昨年末、2025年度末までに改正する見通しを示していたが、遅れが生じている。
今回の「専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)リスト(植物由来物等)」の改正(案)」に関するパブリックコメントの概要をはじめ、改正案、品目対応表、見直しのポイントなど各種資料は政府サイトから。
【石川太郎】

