協同乳業、島津製作所の健康経営に貢献 分析技術と食品研究の協働が生んだ健康価値を社員に提供
協同乳業㈱(東京都中央区、深松聖也社長)はこのほど、㈱島津製作所(京都市中京区、山本靖則社長)の質量分析技術を活用して研究開発を進めてきた『血管サポートヨーグルト』(届出番号:J709 )が、島津製作所内の売店で採用されたと発表した。両社が10年以上にわたり分析技術を軸に築いてきた協力関係が、健康経営という新たな形で展開された事例。
『血管サポートヨーグルト』は、「ビフィズス菌LKM512(Bifidobacterium animalis subsp. lactis)」と「アルギニン」を配合した機能性表示食品。ビフィズス菌LKM512とアルギニンの働きで、同品を食べると腸内細菌により機能性物質ポリアミンが産生され、そのポリアミンが血中に移行して血管内皮細胞に作用し、血管のしなやかさが維持される。
このメカニズムの解明には、島津製作所製の質量分析計が活用された。GC-MSを用いてアルギニンからポリアミンへの変換を証明し、腸オルガノイドモデルで腸管吸収を確認している。また、LC-MSを活用したメタボロミクス解析により、腸内代謝環境の変化を把握する基盤技術の構築も進めてきた。
島津製作所は、従業員とその家族のWell-being向上につながる健康経営を推進している。協同乳業が持つ科学的根拠に基づく食品開発の理念と合致し、今回の採用に至った。
健康経営の取り組みの一環として、6月2日に島津製作所の本社で講演会が開催された。協同乳業の研究所長である松本光晴氏が招かれ、「質量分析技術で挑む動脈硬化予防 –ヨーグルト・サプリ開発の舞台裏―」と題して開発ストーリーを紹介した。自社の分析技術が食品開発に活用されていることを知ることで、社員の健康意識やモチベーションの向上につながる機会となったという。
協同乳業は今後も、島津製作所との連携を通じて分析技術と食品研究を融合させ、科学的根拠に基づく新たな健康価値の創出に取り組むとしている。

